7pay不正利用で廃止!ナナコと何が違ったの?他のペイはトラブルあった?

IT

大手コンビニチェーンであるセブンイレブンでのスマホ決済サービスとして注目を集めた「7pay」でしたが、セブン&アイ・ホールディングスは9月末で廃止すると発表しました。

不適切なセキュリティ管理によって不正利用が頻発し、7payの信頼が著しく破損したことによるものとしています。

それを受けて既存のセブンイレブンのキャッシュレス決済である「ナナコ」が復権すると見込まれていますが、7payとはどのような違いがあるのでしょうか。

また他のペイでトラブルはあるのでしょうか。

今回は、セブンイレブンのスマホ決済サービス「7pay」の廃止のニュースや、7payとナナコの違い、また他のペイでのトラブルなどについてまとめました。

7payとは

7payとは、株式会社セブン・ペイが提供するスマホ決済サービスです。

全国でのセブンイレブンでの利用を目的としており、7月1日にサービスを開始しています。

かんたん・便利・おトクをコンセプトとしており、登録・支払い・チャージ・ポイントなどユーザーが使いやすい使用となっています。

7payによる不正利用の続出

セブンイレブンが用意したキャッシュレス決済サービスとして注目を集めましたが、開始から3日後の7月4日にはセブンイレブン関連会社から不正利用事件が頻発しているとの報告がされています。

また7payへのチャージが凍結し、事実上のサービス停止になっています。

運営会社のセブン・ペイによれば、第三者が7payのアカウントに不正アクセスし、本人に成りすましてチャージや購入などを行うという被害が続出している模様です。

8月1日にセブン&アイ・ホールディングスが発表した所によると、被害者数は808人、被害金額は3861万5473円とのことです。

7payサービス提供の廃止のニュース

7payはサービス再開の兆しが見えない状態のまま、サービスを終了することが決定しました。


( 引用元:https://www.7pay.co.jp/ )

8月1日に行われた記者会見で、セブン&アイ・ホールディングスの後藤克弘副社長は7payの全サービスを9月末日をもって廃止すると発表しています。

頻発する不正利用によって7payの信頼は失われ、継続は困難であると判断したことによる、としています。

7payサービス提供の廃止の理由の詳細

後藤副社長は会見で廃止の理由について語っており、

◯全サービスを再開するに足る抜本的な対応を完了するには相応の期間が必要

◯その間、サービスは支払いのみという不完全な形とせざるをえない

◯お客様は依然として不安を抱えている

引用元:ねとらぼ(https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1908/01/news146.html)

として継続が困難であると判断しています。

7pay以外のキャッシュレス決済サービス「ナナコ」

セブン&アイ・ホールディングスはキャッシュレス決済サービスとして7pay以前には「ナナコ」を提供しています。

同社では7payへの移行を促進させる狙いの下、ナナコの付与率を下げていましたが、7payの廃止によって見直す方向に検討する模様です。

「セブン&アイ・ホールディングスは8月1日、子会社のセブン・ペイが運営するバーコード決済「7Pay(セブンペイ)」の廃止に伴い、自社電子マネーnanaco(ナナコ)のポイント付与率の見直しを検討すると発表した。」

引用元:流通ニュース(https://www.ryutsuu.biz/it/l080145.html)

ナナコによる支払いがまた主流となりそうですが、そもそもナナコと7payはどういった違いがあるのでしょうか。

7payとナナコの違い:支払い方法

まず1つ目の違いは、支払い方法です。

ナナコは電子マネーなのでカードを支払いの際にかざして使います。

それに対して7payは、支払いの際にはバーコードを提示しQRコードを読み取ることで使用するものと言う違いがあります。

7payとナナコの違い:作成手数料

二つ目は作成する際の手数料です。

ナナコはカードであり、発行するのに300円の手数料が掛かります。

しかし7payは専用のアプリをスマホに組み込むことで使用でき、その料金は無料です。

7payとナナコの違い:ポイント還元率

3つ目は、ポイントの還元率の差です。

ナナコではポイント還元率は0.5%ですが、7payでは1%の還元率であり、2倍お得と言っていいでしょう。

ただ、7pay廃止によって変更が加わることは確実と思われています。

セブンイレブンが7payを提供した理由

現在ナナコは発行枚数が600万枚を超えていますが、それを差し置いてセブンイレブンが7payを開始した理由はどのようなものなのでしょうか。

実は、キャッシュレス決済サービスの流れ以外に顧客データの収集が目的と言われています。

ナナコは顧客情報にバラつきがあり、データ分析などが難しいとされています。

それを打破するために一元的にデータ収集可能なシステムである7payを開発したのでした。

しかし、そのシステムは全面的に見直しが掛かることになります。

7payと同時期に提供開始した「ファミペイ」

相次ぐ不正アクセスの報道、またコンビニチェーン第一位であるセブンイレブンの名前に押され気味ですが、ファミリーマートもスマホ決済サービスを提供しています。

実は7payのサービス提供開始日である7月1日に、ファミリーマートはスマホ決済サービスとして「ファミペイ」を開始しています。

暗いニュースが駆け巡っている7payに対してファミペイはその勢いを堅実に伸ばしており、7月31日時点では315万人のユーザーを獲得しています。

7payと同時期に提供開始したファミペイのトラブル

ファミペイもトラブルがなかったわけではなく、

◯初日にアクセスが集中して起動しにくい・繋がりにくい

◯5日に通信障害が発生

などの問題がサービス提供初期に発生しています。

しかし、それ以降は「大きな問題は出ていない」と発表しています。

7payとファミペイの違い

7payとファミペイの明暗を分けた最大の要因は、その姿勢にあると言われています。

7payは簡略さが売りであり、ユーザーに使いやすい環境を用意しています。

それに対してファミペイはチャージする場所は7payに比べて少なく、また本人確認のための措置である2段階認証などを用意しており、少し繁雑な手続きが必要です。

しかし、この小ぶりさや繁雑な手続きこそが結果的にファミペイの堅実さとトラブルを起こさない土壌を示したと言えます。

まとめますと、7payはユーザーの使いやすさを重視したのに対し、ファミペイはユーザーの安全を重視したという結論になります。

7payに続くセブンイレブンの決済サービスに注目

7payは9月末をもって廃止されることになりましたが、それでもセブン&アイ・ホールディングスは現在がキャッシュレス決済サービスの流れの中にあることは認識しており、新しいキャッシュレス決済サービスを提供する予定だとしています。

今回の件を踏まえたセブンイレブンがどのようなサービスを提供するのか、注目が集まります。

今回は、セブンイレブンのスマホ決済サービス「7pay」の廃止のニュースや、7payとナナコの違い、また他のペイでのトラブルなどについてまとめました。

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