福島のDASH村が東日本大震災で被災してから現在の様子は?復興の状況は?

ジャニーズのアイドルグループであるTOKIOが、番組の企画で始めたDASH村についてご存じの方も多いでしょう。

2000年よりそのプロジェクトは開始し、長らくその活動は多くの方に素晴らしいエンターテイメントとして届けてきました。

しかし、あの東日本大震災の福島原発事故により、DASH村は計画的避難区域に指定されてしまいました。

そして今現在、福島県浪江町にあったDASH村は未だに帰還困難区域にあり、その進展を見せません。

今回はDASH村の現状や、今後の見通しなどについて調査しました。

帰還困難区域に指定

DASH村があった福島県浪江町は、大震災による津波で事故を起こした福島第一原発から約25キロに位置しています。

DASH村では震災時、収録の真っ最中であり、TOKIOのメンバーもそこにいて、地震に非常に戸惑っている映像が番組で放送されています。

幸い、震災自体の被害は軽微で、建物やそこにいた人達は無事でした。

ただ、退避指示によってそこから引き上げざるを得なくなり、そのまま4月11日の計画的非難区域への移行、そして2013年の帰還困難区域の指定により、事実上の立ち入り禁止となりました。

番組のHPでも、2011年3月15日の掲載で、それ以降の作業と撮影を中止していることを発表しています。

DASH村にいた家畜も移され、DASH村は無人のままとなっています。

ヒマワリの除染効果

2011年9月11日の放送で、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の研究員と、旧メンバーである山口達也さんがDASH村に入ったことが番組内で明かされました。

JAXAは外部有識者と「ヒマワリの除染効果」を研究しており、その実証実験としてDASH村を選び、そこの土に関してデータを取りたい、という依頼に応えたのでした。

汗水垂らして耕したDASH村に入った時、山口さんは流石に嬉しそうでしたが、残念なことに村は既に荒れた状態になっていました。

かつての素朴な村は既になかったのでした。

この研究はまだまだ実験段階であり、その実験を通してDASH村の除染に影響は残念ながら確認できなかったようです。

荒れ放題

今後のダッシュ村での活動はかなり難しい、と言っていい状況ですね。

TOKIOにDASH村としての土地を提供した三瓶宝次さんと奥様である孝子さんは、2か月に一度、DASH村を訪れているようです。

17年9月に通行規制は解除されたものの、未だ汚染は続いている地帯であり、防護服の装着は当然行わなければならず、暑い夏などは無理で、春と秋の涼しい時に半日くらいだそうです。

ほとんど手入れもできず、現在のDASH村は残念ながら荒れ放題といっていいでしょう。

田んぼにヤナギが生えて、そのまま繁殖して田んぼがヤナギの森になった、と孝子さんは語っています。

17年12月に津島支所を中心に国道沿いが特定復興再生拠点として指定され、23年3月避難指示解除を目標に除染作業が行われていますが、それも国道沿いがメインであり、そこから外れたDASH村の地域は外れています。

三瓶さんは「10年以内に津島全体が除染されなければ地域は消滅する」と要望を出しています。

かつてDASH村を見て楽しんでいた関東の人に対しても、時間が経てば忘れ去られてしまうのだろう、と呟いています。

政府によるDASH村復興計画

2017年1月12日に、当時の経済産業副大臣であった高木陽介氏より、DASH村の復興計画に着手したとのニュースがありました。

5年後をメドとして、復興記念館や体験農園といった形で再生支援を行うよう、近隣の町や関係機関に支援を求めている、とのことです。

これに関しては賛否両論が巻き起こっています。

またDASH村を見ることができる、どんな形でも復興して欲しい、と言った意見もあれば、できればTOKIOの手で復興して欲しい、DASH村ではなくDASH村跡地ではないのか、などなど。

また、番組プロデューサーの島田総一郎さんを通しての企画ではなかったらしく、島田さんも困惑のコメントを残しています。

ただ、政府としての公式発表ではなかったらしく、現状ではその続報は伝えられてはいないようです。

TOKIOは福島復興の顔役

経済相も注目しているこの「DASH村」ですが、それはその知名度が高く、そして無惨な結果を出していることに対し、全国民が福島の復興とある程度リンクしている、というイメージを持っていることに由来するのでしょう。

TOKIOはDASH村のみならず、福島において活発な活動を見せています。

福島県の農産物の安全性を訴えるCMやポスターにノーギャラで出演しています。

「向こうがもういいよ、と言うまで続けたい」とその熱意は高く、福島県は彼らに感謝状を贈っています。

かつてメンバーだった山口さんも「TOKIOと言えば福島です」と切っても切り離せない関係をアピールしています。

山口さんの不祥事で、一時ポスター等を撤去するも、「また一緒に福島の復興をやっていきたい」と福島県知事の内堀雅雄さんより発表があり、また続いています。

TOKIOは福島の復興の顔、と言えるのでしょうね。

福島の除染と復興

2018年3月に、帰還困難区域除く地域の面的除染が全て終了しています。

そして2018年の秋から、帰還困難区域の除染も少しずつ始動し始めています

そして除染と共に行わなければならないのが復興です。

人が戻って来たり、観光や農作物の安全を確保・イメージすることにもそれぞれの福島の市町村は全力を上げています。

まだまだ問題は多いですが、今後もどうか頑張って欲しいと願います。

心に残り続けるDASH村

現状でのDASH村での復興ははっきりと言えば不可能であり、少なくとも数年は無理と言わざるを得ません。

ただ、TOKIOのメンバーが熱意で切り開いたその場所については未だ深く視聴者の心に残っています。

そしてそれ以上に心に残っているのがTOKIOのメンバーの方々でしょう。

彼らが福島県での活動を止めようとしないのは、DASH村に対する多大な思い入れが主要因でしょう。

それが存在する限り、月日が経った時また何らかの行動がある…のかもしれませんね。

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