平成の意味は?名付けた人が込めた思いや野茂から震災まで印象的な出来事は?

2019年4月30日は、平成最後の日となります。

夜に退位の儀式、翌日には即位の礼が行われます。

テレビでも平成最後の日に関して報道があったりなど、例えて言うならば、大晦日の日のような、不思議な慌ただしさを感じます。

振り返ってみると、この「平成」という言葉は誰が考えたのか、どんな意味を込めたのか、など気になる人も多いことでしょう。

今回は、平成最後の日ということでおさらいを込めて、「平成」の意味や名付けた人、平成の最初のプロスター選手である野茂英雄さんや、平成にあった震災についてまとめてみました。

「平成」の意味と出典

「平成」は、「天地、内外ともに平和が達成される」という意味が込められているのです。

元号は歴史書から引用されることが基本ですが、この「平成」に関しては二つの由来があります。

◯「書経」の「地平天成(地平かに天成る)

◯「史記」の「内平外成(内平かに外成る)

から引用されたと言われています。

どちらも意味は同じです。

「平成」の生みの親

「平成」という元号を生み出したのは、東洋史学者で東京名誉教授であった山本達郎さんです。

東洋史全般に精通していた方で、もちろん中国の文学にも造詣が深い方です。

この事実が判明したのはごく最近であり、山本さんはご自分が発案者であることを固く口を閉ざしたまま、2013年に亡くなられています。

「平成」に起きた震災

さて、「平成」に込められた思いである「天地、内外ともに平和が達成される」ではありますが、平和というにはかなり厳しい面があると言えるでしょう。

それは震災ということについてです。

平成元年では、長崎県の島原半島の火山の噴火による「雲仙普賢岳火砕流」が度々起きています。

これは同県の橘湾を震源とした地震から派生したものであり、平成7年まで続いています。

これを皮切りに、

◯平成5年にマグニチュード7.5の釧路沖地震

◯平成5年にマグニチュード7.8の北海道南西沖地震

◯平成6年にマグニチュード8.2の北海道東方沖地震

◯平成6年にマグニチュード7.6の三陸はるか沖地震

●平成7年にマグニチュード7.3の阪神淡路大震災

◯平成12年にマグニチュード7.3の鳥取県西部地震

◯平成13年にマグニチュード6.7の芸予地震

◯平成15年にマグニチュード8.0の十勝沖地震

◯平成16年にマグニチュード6.8の新潟県中越地震

◯平成17年にマグニチュード7.0の福岡県西方沖地震

◯平成19年にマグニチュード6.9の能登半島地震

◯平成19年にマグニチュード6.8の新潟県中越沖地震

◯平成20年にマグニチュード7.0の茨城県沖地震

◯平成20年にマグニチュード7.2の岩手・宮城内陸地震

◯平成20年にマグニチュード6.8の岩手県沿岸北部地震

◯平成21年にマグニチュード6.5の駿河湾地震

●平成23年にマグニチュード9.0の東日本大震災

◯平成23年にマグニチュード6.7の長野県北部地震

◯平成23年にマグニチュード7.0の福島県浜通り地震

◯平成28年には熊本県と大分県で断続的に約30回、震度5以上の地震が発生

◯平成30年にマグニチュード6.1の大阪府北部地震

◯平成30年にマグニチュード6.7の北海道肝振東部地震

と22件起きており、31年を通して、一年に0.7回のペースで大震災が起きた計算になります。

これ以外にも、豪雨・豪雪、土砂災害に台風や猛暑などにも大きな被害がありました。

自然災害は人智の及ばないものではありますし、日本は元々地震をはじめ、自然災害の発生が頻繁な国ですから致し方ない部分もありますが、改めてみると圧倒されてしまいます。

平成の震災から生まれた助け合いの精神

しかし、悲劇は悲劇のままに終わっている訳では決してありません。

1995年はボランティア元年と呼ばれています。

阪神大震災でボランティア活動にあたった人は、延べ167万人とも言われており、これは今までのボランティアの人員数とは明らかに異なる数字です。

あの震災の跡を見て、「助けになりたい」と思う人はとても多く、またそれに対する団体やNPOも多く設立しています。

ボランティア元年とは、災害に対し、市民一人一人ができることは何か?ということを真剣に考えるようになった年と言えます。

また、東日本大震災が起きた2011年は寄付元年と言われています。

こちらでは寄付金を通じて「助けになりたい」と考えるようになった年であり、これもまた深く震災に対する意識が高まった年でした。

「天地、内外ともに平和が達成される」ことは理想ではありましたが、市民一人一人はその理想を追い続けた、と評していいのでしょう。

平成の野球は野茂に始まりイチローに終わる

平成のスターと言えば、最近引退したイチロー選手を思い起こします。

日本の野球界を飛び出し、大リーグで大いに活躍して、今後おそらくは殿堂入りを果たすと考えられます。

今ではプロ野球選手が大リーグに行くことはそこまで珍しいことではなくなりました。

しかし、平成初期の頃にはまだそこには高いハードルがあると思われ、とても決意することができるような時ではありませんでした。

平成の野球で大リーグを意識させたきっかけは野茂英雄

そんな中で現れたのが、「トルネード投法」と呼ばれる独特の投法でまさに新しい風を巻き起こしていた野茂英雄さんです。

ある野球関係者は「平成は、野茂で始まりイチローで終わった」と語っています。

ドラフトでの契約金が一億円超えを果たしたり、当時の最強バッターであった西部の清原選手との対決など、平成初期のプロ野球の話題を独占しています。

そしてまだプロ野球選手にとって誰もが未経験である、大リーグへの移籍。

実力もさることながら、言葉の壁や契約の方法など、誰もそれを知らない状態で野茂選手はそれを実行し、一年目にして大リーグで活躍しています。

その勢いと勇気に後押しされたプロ野球選手は多く、ロッテの伊良部選手やベイスターズの佐々木選手、巨人の松井選手やそしてバッファローズのイチロー選手が大リーグへと飛び出し、その実力を見せつけました。

先の野球関係者は「令和の名勝負」が生まれて欲しい、と語り、今後の令和の新しいスター選手と野球の在り方について言及しています。

「平成」という時代があったことを胸に秘めて

本日で「平成」は区切りを迎えますが、その時代はそれに込められた意味に沿って日本人一人一人が行動し、そしてそれを堪能した、と言えるでしょう。

「平成」という時代を切り離すことでも忘れることでもなく、それを胸に秘めて、新しい「令和」の時代を歩み続けていきましょう。

以上、平成という元号に込められた意味や、名付けた人が込めた思い、野茂から震災まで印象的な平成の出来事についてでした。

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