格安スマホが値下げへ!背景は総務省が意向する戦略の影響か

昨日2月22日、総務省で携帯市場に関する有識者会議が開かれました。

その会議において、格安スマートフォン会社が大手携帯電話会社に支払う「接続料」の算出方法の見直しを行う方向での調整、などを中心とした提言がありました。

現在普及しているスマホに対して、着々とその勢いを伸ばしている格安スマホ。

今回は、格安スマホと、それを流行らせたい政府の背景について追ってみました。

格安スマホとは、大手の携帯よりも安価な携帯

格安スマホとは、まさに格安の携帯です。

では何と比べて格安なのか?それは大手携帯会社に比べてなのです。

大手携帯電話会社と言えば、KDDI(au)、NTTドコモ、ソフトバンクが有名ですね。

これらの会社を指して「キャリア」と呼ばれます。

そして格安スマホを扱う会社を、「MVNO(仮想移動通信体事業者)」と呼びます。

有名な所では、BIGLOBEモバイル、QTモバイル、UQモバイルなどです。

これらのMVNOも、テレビCMもよく放送しています。

ガチャピンやムックがUQモバイルのCMをしているのは覚えている方も多いでしょう。

格安スマホが安いのはレンタル回線だから

キャリアは、それ独自で通信を行えるような設備を持っています。

この設備を作るのに掛かる金額は莫大です。

その設備の維持費もまた年間に数千億円掛かるとんでもない額です。

それに対して、MVNOは、そこまで設備が要りません。

何故なら、キャリアから通話回線をレンタルして使用しているので、初期設備投資も維持費も必要ないのです。

また、オプションにも理由が求められます。

キャリアのスマホは、オプションが大抵フルセットでの契約です。

それに対し、格安スマホは自由にオプションを選べる余裕があります。

各個人のニーズに合わせ、必要最小限で済ませられる格安スマホでもあるのです。

その金額の幅は最大で3分の1!

そこまでいかなくとも、半額くらいに抑えられるのはよくある話なのです。

値下げの余地が生まれた

今回の有識者会議では、レンタル料の決め方に変更を加える方向で話が進みました。

今まではそれまでの実績から料金が決まりましたが、これからは将来の需要に対して料金が決まることになるようです。

実の所、格安スマホはこれ以上の値下げが厳しい状況だったのです。

シンプルに機能を整えた結果、削る部分がもうほとんどない、という状況だったのです。

しかし、今回の有識者会議での決定により、長期間をめどにした戦略が作成できることになり、さらなる値下げが敢行できるのでは、と

早ければ来年の平成32年に実施されます。

背景にあるのは大手キャリア3社へのけん制?

今回の決定もそうですが、政府や総務省は格安スマホの普及について力を注いでいます。

2015年には、「SIMロック解除に関するガイドライン」を作成して、利用者からの申し出があればロック解除を行うことを義務化しています。

また中古のスマホに関してもそれを行う予定です。

上記の法律はいずれもキャリアとっては痛手と言えるものです。

このようにキャリアのスマホの力を削ぎ、格安スマホを普及させている総務省や政府の意向は、大手キャリア3社に対するけん制と見るべきでしょう。

現状での大手キャリア3社は、携帯電話という市場において寡占状態をとっている、と言えます。

そこにメスを加えて、携帯電話の市場の自由化を進めたい思惑が見えます。

格安スマホに対する助け舟

去年の8月に、菅官房長官より「携帯電話の料金は4割減らせる余地がある」という発言がありました。

これは携帯電話の料金が、家計に占める割合が年々増加していることを受けての発言と言われています。

この発言を受けて総務省や公正取引委員会は、競争における市場ルールに対する議論をさらに活発化しています。

また自民党内でも、沖縄知事選において候補者が、携帯電話料金の4割削減を公約の一つに入れて選挙に臨んだ辺り、その本気が窺えます。

そしてその影響は実際に大手キャリア3社を動かしています。

2019年中旬を目途に、各社で2割から4割の値下げを実行するようです。

しかし、それによって格安スマホの優位性が薄まってしまうのでは、という声も囁かれました。

今回の有識者会議の決定は、大手キャリアの値下げによって相対的に弱まってしまったMVNOに対する助け舟、と言えるのかもしれません。

実際の所、政府が民事に介入することに対する疑問の声は少なくなく、今後どのように変化していくかはまだ予断を許しません。

今後も注視して必要があるでしょう。

それぞれのメリット・デメリット

では、格安スマホのメリットとデメリットについて見てみましょう。

メリット

◯月額基本料が安い

◯自由にオプションを決められる

◯契約期間の縛りが短い

などなどです。特に契約期間は長くても1年、短ければ3か月のコースもあります。

デメリット

●クレジットカードでの支払いが多い

●キャリアメールが使えない

●通信速度が遅い

●家族割が使えるケースが少ない

●サポートが十分ではない

通信速度は大元であるキャリアに比べるとやはり遅くなるます。

サポートも店頭でのサポートを行う所は少なく、メーカーに直接連絡をするしかありません。

こうしてみると、やはり使い慣れているキャリアのスマホの便利さが解りますね。

スマホの性能と、自分のニーズをしっかりと見極めた上で選びましょう。

これから

今後も政府はますます格安スマホの普及へ力を入れると思われます。

その中で、自分にとって使いやすい、そして安価なスマホを1消費者として、賢く選びたいものですね。

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