2019年4月24日、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜午後8時)の新たなキャストの記者会見が都内で行われました。
第25回放送以降はドラマは第2部となります。
新たな主人公となる田畑政治を演じるのは阿部サダヲさん。
共演は斎藤工さん、林遣都さん、上白石萌歌さんら7人となります。
1964年の東京オリンピック招致に尽力した田畑政治を中心に、世界に挑む水泳選手たちの姿を描きます。
上白石萌歌さんはロサンゼルスオリンピックで銀メダルを、ベルリンオリンピックで金メダルを獲得した前畑秀子役に挑戦。
上白石萌歌さんは初の大河ドラマ出演となります。
そこで今回は上白石萌歌さんとが日本女性初の金メダリストとなった前畑秀子さん役で登場する「いだてん」第2部、7キロ増量は本当なのかも絡めて見ていくことにしましょう。
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」第2部のあらすじ
「いだてん~東京オリムピック噺」は大正9年、金栗四三の「アントワープオリンピック」の回から第2部に入ります。
新たな主人公の田畑政治(阿部サダヲ)が日本水泳界の黎明期を支える様を中心に描かれます。
#いだてん 田畑政治篇 新たな出演者発表🏊🏻
昭和の幕があがり、舞台は水泳へ。日本泳法に始まった黎明期から、世界一の水泳大国となる栄光の物語。世界に挑む「まーちゃん軍団」はコチラの皆さん!#斎藤工 #林遣都 #三浦貴大 #大東駿介 #上白石萌歌 #皆川猿時 #トータス松本https://t.co/RLSZCD6j0E— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年4月24日
田畑政治(阿部サダヲ)は関東大震災の翌年、1924年に「大日本水上競技連盟」を設立しました。
賛同者は帝大水泳部のコーチ松沢一鶴(皆川猿時)、野田一雄(三浦貴大)、高石勝男(斎藤工)でした。
田畑政治(阿部サダヲ)は帝大卒業後、朝日新聞社に勤務していました。
田畑は水泳選手を目指していましたが、幼い頃に病気になりその道を諦めたという過去があります。
それから水泳の指導者を目指すことになりますが…。田畑率いる水泳軍団はどうなるのでしょうか。
じつは次々と快挙を上げることになります。
「大日本水上競技連盟」設立からわずか4年後の1928年。
アムステルダムオリンピックで、100m自由形では高石勝男(斎藤工)が銅メダル、そして200m平泳ぎでは鶴田義行(大東駿介)が金メダルを獲得しました。
日本人初のメダルは水泳選手がもたらしたものだったのです。
その後も水泳選手たちの活躍が続くことになります。
いだてん第二部で活躍する前畑秀子のプロフィール
ここで上白石萌歌さんが演じる前畑秀子さんについて見ておきましょう。
・前畑 秀子(まえはた ひでこ)
獲得メダル
オリンピック
銀メダル:1932年ロサンゼルス大会 女子 200m平泳ぎ
金メダル:1936年ベルリン大会 女子 200m平泳ぎ
前畑 秀子(まえはた ひでこ)さんは和歌山県伊都郡橋本町(現・橋本市)出身の水泳選手です。
結婚後の姓は兵藤(ひょうどう)といい「兵藤秀子」の名前でもよく知られています。
1914年(大正3年)に和歌山県伊都郡橋本町(現・橋本市)で豆腐屋を営む家に生まれます。
近くを流れる紀ノ川で泳ぎを覚えました。尋常小学校5年生のときに女子50m平泳ぎで学童新記録を出します。
そして高等小学校2年生のとき「汎太平洋女子オリンピック」に出場し100m平泳ぎで優勝、200m平泳ぎでは準優勝を果たします。
その後、名古屋の椙山女学校(現・椙山女学園)に編入して水泳を続け、1932年ロサンゼルスオリンピックと1936年ベルリンオリンピックで大活躍を見せました。
翌1937年に結婚して水泳選手を引退。
以降は指導者として後進の育成に務めました。
そして1995年(平成7年)2月24日、急性腎不全のため逝去します。
享年80歳でした。
前畑秀子の1932年ロサンゼルスオリンピックでの記録
1932年(昭和7年)に行われたロサンゼルスオリンピックは参加国37ヵ国で、日本からは131人の選手団が送り出されます。
そしてこの大会では日本競泳陣が大活躍を見せます。
金メダルを獲得した競泳男子選手は宮崎康二さんら7人にも上ります。
一方、女子選手では18歳で出場した前畑秀子さんが銀メダルを獲得します。
この時1位の選手とのタイム差はわずか0.1秒でした。
前畑秀子さんは銀メダルに満足していて引退も考えていたそうですが、時の東京市長である永田秀次郎市長から、どうして金メダルを取らなかったのかと言われます。
同様の投書が全国から届き、前畑秀子さんは現役続行を決意しました。
そしてその日から1日2万メートル泳ぎ、期待に応えようと努力します。
前畑秀子の1936年ベルリンオリンピックでの記録
1936年(昭和11年)に行われたベルリンオリンピックは参加国40ヵ国と前回を上回りました。
そしてこの大会でも日本競泳陣は大活躍します。
男子競泳は金メダル6個、銀メダル2個、銅メダル5個を獲得します。
そして前畑秀子さんは念願だった金メダルを獲得しました。
前畑秀子さんが金メダルを獲得したのは競泳女子200m平泳ぎでした。
そしてこの模様はNHKがラジオで実況中継を行います。
「前畑、ガンバレ!前畑、ガンバレ!前畑、ガンバレ!」と実況放送の語りぐさになっているアナウンサーは河西三省さんです。
そして今回、河西三省役を演じるのはトータス松本さんです。
どんな実況放送を見せてくれるのか今から楽しみですね。
いだてん二部に出演の上白石萌歌
ここでヒロインとなる上白石萌歌さんのプロフィールをチェックしておきましょう。
・上白石 萌歌(かみしらいし もか)
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A-Studio 本日もありがとうございました めちゃくちゃ楽しい回でした! 今回の衣装 いよいよ夏が来る予感、がした服 来週もみてね〜 🏷もみてね #astudio
本 名:同じ
生年月日:2000年2月28日(19歳)
出生地:鹿児島県鹿児島市
身 長:162cm
職 業:女優
ジャンル:映画・テレビドラマ・舞台
活動期間:2011年 –
著名な家族:上白石萌音(姉)
事務所:東宝芸能
上白石 萌歌(かみしらいし もか)さんは女優でファッションモデル、タレントです。
鹿児島県鹿児島市の出身で、東宝芸能に所属しています。
姉は女優で歌手の上白石萌音さん。
2011年、第7回「東宝『シンデレラ』オーディション」に応募して4万4千人の中から見事グランプリに輝きます。
当時史上最年少の10歳(小学5年生)でした。
同年ファッション雑誌「ピチレモン」の専属モデルとして活動を開始します。
2012年2月にドラマ「分身(WOWOW)」でドラマデビューを果たします。
2018年公開の映画「羊と鋼の森」で、姉の上白石萌音さんと映画で初共演します。
また、同作品で「第42回日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞しました。
上白石萌香の女優魂
2019年4月24日、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」に出演することが発表されました。
同作品に出演するに当たり上白石萌歌さんはその意気込みを次のように語っています。
「初の大河ドラマ。前畑さんと言えば、誰もが知ってる日本初の女性金メダリスト。
撮影に入る3カ月前にトレーニングに入った。
説得力があるように7キロくらい増量した。
人間くささみたいなものも描かれているので、すてきな作品になると思うので、ご期待ください」
引用元:日刊スポーツ(https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201904240000453.html)
役作りのために増量するとはすごいですね。
見上げた女優魂です。
いだてん第2部に期待
NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」についていろいろ見てきました。
日曜の夜8時が楽しみになってきました。
上白石萌歌さん演じる前畑秀子がいだてん登場にするのを見逃さない様、いだてん第二部の展開を追いつつ7キロ増量した女優魂を楽しみに待ちましょう。
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