韓国からマレーシアとUAEに不正輸出!韓国政府作成のリスト画像に反応や目的は?

今、韓国では政府も民間も上を下への大騒ぎとなっています。

韓国の輸出の2割を占める半導体の製造に、欠かすことが出来ない重要な製品の入手に時間がかかると製造ラインが止まってしまうという焦りからです。

本来であれば軍事転用可能な物資に関しては韓国政府が目を光らせていなければなりません。

ところが、韓国の国会議員が不正輸出に関するリストを日本のメディアに提供するという事態になりました。

提供した目的は一体何でしょうか。

そこで今回は、韓国からマレーシアやアラブ首長国連邦(UAE)などに不正輸出された物資や、韓国政府作成のリスト画像に反応や目的はどのようなものだったかなどについてまとめました。

韓国から不正輸出されたリスト画像はこれだ

今回、韓国政府が作成した不正輸出摘発のリストは、韓国の野党議員の手を経て日本のフジテレビにもたらされました。

フジテレビはこれを大々的に報道して、結果としてスクープとなったわけです。

そして、そのリストの画像はこちらとなります。

A4用紙で6枚ほどのリストであることがわかります。

フジテレビは日本語に翻訳したリストも一部ですが公開しています。

化学製品だけではなく精密機械など多岐にわたる物資が、多くの国々に流れていることがわかります。

マレーシアとUAEに不正輸出された品目とは?

今回公開されたリストの中ではマレーシアとUAEに不正輸出された品目が目を引きます。

マレーシアに不正輸出されていた品目は「ジイソプロピルアミン」という化学製品です。

これは悪用すると毒ガス「VX」を製造することが出来ます。

マレーシアと「VX」と言えば2017年にクアラルンプール国際空港で暗殺された金正男氏を思い出させます。

またUAEに不正輸出された品目は「フッ化水素」です。

この化学製品も悪用すると毒ガス「サリン」の製造が可能なほか、核兵器の製造にも利用できる物資です。

どちらの物資も輸出の際には厳重に管理されることが求められています。

韓国の国会議員がリストを流出させた目的は?

野党とは言え韓国の国会議員がリストを流出させた目的は何なんでしょうか。

おそらく韓国は不正輸出を取り締まっているという事を示したかったのでしょう。

そしてそれは韓国政府の意思で流したものと思われています。

しかし今回のリスト公開は逆効果しか産まないものと言えます。

なぜなら、あまりにも件数が多く、物資や輸出先が多岐に渡るものだからです。

韓国のリストには北朝鮮の友好国も

リストが公開されて輸出先の国が明らかになりました。

そして輸出先の国の中には北朝鮮の友好国も複数存在しています。

例えば、毒ガス「VX」の原料となる「ジイソプロピルアミン」がパキスタンに、毒ガス「サリン」の原料で核兵器開発に利用できる「フッ化水素」がイランに、生物兵器製造に転用可能な「生物安全キャビネット」がシリアに、致死性ガスの原料となる「シアン化ナトリウム」が赤道ギニアに輸出されています。

そしてこれらの国々を仲介して北朝鮮に物資が渡った可能性があるのです。

韓国のリストに対する識者の見解

今回の事案について識者はどの様な見解を示しているのでしょうか。

国連安保理 北朝鮮制裁委 古川勝久元パネル委員は次のように指摘しています。

「ジイソプロピルアミンは、科学関連の物資を管理する国際レジウムで規制されてる化学品。具体的にはVXの原材料としても使用されている」

「神経剤VXは、おととしマレーシアのクアラルンプール空港で起きた、金正恩委員長の兄・金正男氏の殺害にも使われた。」

「フッ化水素は化学兵器の中でもサリンなどの神経剤の原材料になるとして輸出管理・規制がされている」

「北朝鮮とか、イランとか、そういったところに流れていった可能性は十分考えられるので、韓国政府は調べないといけないですが、そこまでやっているのかどうか、非常に疑問に思われる」

「韓国をホワイト国(=安全保障上の友好国で輸出上の手続きを簡素化して優遇する国)として扱うのは難しいのではないか」

引用元:FNN PRIME 2019年7月10日 水曜 午後8:38(https://www.fnn.jp/posts/00047184HDK/201907102038_livenewsit_HDK)

韓国のリストに対する日本政府の今後の動向

日本政府は今回指定した3品目の他に100品目以上をリストアップしていると言われています。

そして8月には韓国をホワイト国から外す手続きに入っています。

今後は輸出が厳格化される品目が増えるものと見られます。

韓国政府はどう動くのか

韓国は日本の措置に対して激しく反発しています。

徴用工問題の意趣返しと捉えており、日本に歩み寄る姿勢を見せていません。

そして今後はWTOや世界各国に日本の措置が不正なものであるとアピールしていくものと見られます。

ただし韓国が望むような結果を得るのは困難でしょう。

なぜなら輸出禁止ではなく輸出の厳格化で、その理由は安全保障上の問題だからです。

これはWTOでも認められた権利なので、覆すのはほぼ不可能だからです。

韓国の国民はいまのところ政府と歩調を合わせて日本を批判しています。

しかし今後、経済に影響が広がれば風向きが変わる可能性があります。

韓国のリストの公開は逆効果でしかなかった

韓国の不正輸出問題について見てきました。

日本が輸出を厳格化した3品目よりも多くの品目が不正に輸出されている実態が明らかになりました。

韓国は、きちんと取締をしていることを示したかったのかも知れませんが、その効果は真逆なものとなってしまいました。

言わば自ら不正輸出の総本山であることを認めたようなもので、世界各国の目が厳しくなるものと予想されます。

その一方で韓国はWTOや世界に向けて日本の措置は不当であると訴えていくようです。

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