韓国軍日本領空で警告射撃!竹島上空ロシア軍機領空侵犯自衛隊機や日本政府対応は?

7月23日、ロシア軍機が韓国の領空を侵犯したとして、韓国軍の戦闘機が警告射撃を行うという事態が発生しました。

報道によると領空侵犯があったのは島根県の竹島上空です。

韓国が実効支配していますが、日本も領有権を主張しています。

つまり日本の領空で韓国軍が外国機に対して警告射撃を行うという前代未聞の事件が起きたことになります。

そこで今回は韓国軍日本領空で警告射撃した事や、竹島上空ロシア軍機領空侵犯に対する自衛隊や日本政府の対応などについても紹介します。

韓国軍の警告射撃を伝える報道

この事件について海外のメディアはこの様に報じています。

韓国軍、領空侵犯のロシア軍機に警告射撃 竹島上空で

韓国軍合同参謀本部は23日、同国東部沖で領空侵犯したロシア軍機に対し、空軍機が警告射撃を行ったと明らかにした。

合同参謀本部がAFPに明らかにしたところによると、ロシア機は2度韓国領空に侵入し、韓国空軍が複数の戦闘機を緊急発進させた。

1度目の侵入は午前9時すぎ(日本時間同)に発生し、3分間続いた。

その30分後にロシア機は再び侵入し、4分間飛行したという。

これを受けて韓国空軍は、複数のF15K戦闘機とF16K戦闘機でロシア機の進路を遮り、警告を送ると、韓国が実効支配し日本も領有権を主張している竹島(Takeshima、韓国名・独島、Dokdo)周辺で警告射撃した。

合同参謀本部によるとロシア軍機が韓国領空を侵犯したのは初めてで、軍は調査を続けている。

引用元:AFP 2019年7月23日 14:53 発信地 ソウル/韓国(https://www.afpbb.com/articles/-/3236423)

領空侵犯したロシア機とは?

報道によると領空侵犯したロシア機はA-50空中早期警戒管制機です。

・A-50

A-50(ロシア語:А-50アー・ピジシャート)は、ソ連及びロシア連邦の早期警戒管制機(Самолет ДРЛО)である。

北大西洋条約機構(NATO)は、「メインステイ」(Mainstay:大黒柱の意)というNATOコードネームを割り当てた。

・早期警戒管制機

早期警戒機(そうきけいかいき)とは、レーダーを装備し、敵・味方の航空機等の空中目標を探知・警戒する航空機(軍用機)のこと。

「空飛ぶレーダー」のほか、Airborne Early Warning の頭文字から AEW とも呼ばれる。

引用元:ウィキペディア

韓国軍機の対応

ロシア機に対し韓国空軍はただちにスクランブルをかけ、F15K戦闘機とKF16戦闘機が発進しました。

そして一度目の領空侵犯で80発あまり、二度目の領空侵犯で280発あまり、合計360発あまりの警告射撃を行いました。

警告射撃はミサイルではなく機関砲で行います。

F15K戦闘機とKF16戦闘機にはM61バルカン砲(20mm機関砲)が装備されています。

両機ともこの機関砲で警告射撃を行ったと思われます。

韓国軍は戦闘機18機が4時間に渡って対応したとしています。

日本領空には中国軍機もいた?

報道によると現場にはロシア軍機だけではなく中国軍機もいたそうです。

その詳細ですがロシア軍機はTu-95爆撃機が2機とA-50早期警戒機が1機、中国軍機はH-6爆撃機が2機です。

ロシアと中国は軍事協力を強化していて、日本海や地中海、バルト海などで共同で軍事演習を行っています。

ちなみに中国軍のH-6爆撃機はロシアのTu-95爆撃機を国産化したものなので、4機のTu-95爆撃機が現場を飛行していたことになります。

これは極めて異例な事態と言っていいでしょう。

韓国軍の警告射撃に対する日本政府と各国の対応

日本の領空で韓国軍の戦闘機がロシアの軍用機に警告射撃を行ったことについて日本政府はどの様な対応を取ったのでしょうか。

ここからは日本の対応やロシア、中国の反応について見ていくことにしましょう。

日本領空を守る航空自衛隊

航空自衛隊はいち早くスクランブルをかけています。

報道によると10機の戦闘機が対処に当たったとされていますが、これがもし本当なら異例と言っていいでしょう。

通常のスクランブルは1機もしくは2機で行います。

10機とは考えにくいのですが、交代しながらロシア軍機と中国軍機を監視していたのかも知れません。

韓国軍の警告射撃について官房長官の声明

菅官房長官はこの事件に対して声明を発表しています。

竹島周辺の警告射撃、韓ロに厳重抗議 再発防止求める=菅官房長官

菅義偉官房長官は23日午後の記者会見で、島根県の竹島周辺で韓国軍機がロシア軍機に警告射撃を行ったことに関し、両国に対して「厳重に抗議し、再発防止を強く求めた」ことを明らかにした。

官房長官によると、同日午前にロシア軍機が2度にわたって竹島周辺を領空侵犯した。

韓国軍機による警告射撃については「竹島領域に関するわが国の立場に照らして到底受け入れられない。極めて遺憾だ」と語った。

引用元:ロイター 2019年7月23日 / 18:36(https://jp.reuters.com/article/suga-takeshima-idJPKCN1UI0Z5)

韓国軍の警告射撃に対するロシア政府の対応

ロシア外務省はこの事件に関し次のように反論しています。

ロシア外務省、韓国への領空侵犯を否定

ロシア政府は23日、同国軍機が韓国領空を侵犯したとする韓国軍合同参謀本部の発表について、国際空域で予定通りの演習を実施していたと反論した。

ロシア外務省は「ロシア空軍のTu95戦略爆撃機2機は日本海(Sea of Japan)の公海上空で予定されていた飛行を実施した」と述べた。

同省はまた、韓国軍機が警告射撃を実施したことも否定した。

韓国軍機がロシア軍機の飛行経路を横切って「安全を脅かす」という「職業倫理に反する操縦」を行った上、韓国軍機の操縦士らはロシア軍に対してコンタクトも取ることもなかったとしている。

引用元:AFPBB News 7/23(火) 16:31配信(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000035-jij_afp-int)

ロシアは領空侵犯も韓国の戦闘機が警告射撃を行ったことも否定しています。

韓国軍の警告射撃に対する中国政府の対応

一方、中国政府は次のような対応を取っています。

中国、領空侵犯否定

中国国防省の呉謙報道官は24日、中国とロシアの空軍が23日に日本海と東シナ海の公海上空で初の合同パトロールを実施したと発表した。

韓国、日本の領空侵犯は否定した。

引用元:共同通信 7/24 12:14(https://this.kiji.is/526596526989476961)

中国はロシアとの軍事演習は認めたものの、領空侵犯は否定しています。

日本領空で起こった韓国軍の警告射撃

韓国政府が公表した飛行経路を見ると意図的に竹島周辺を飛行していることがわかります。

ロシアと中国がこのタイミングで韓国と日本を挑発したのは、日米韓の安全保障協力への牽制と見る向きもあります。

韓国とアメリカは北朝鮮が対話路線に転じたことで、大規模な軍事演習を控えるようになりました。

また韓国は日本の対潜哨戒機に対してレーダー照射を行っています。

日米韓の安全保障協力に軋みが出ている現状で、ロシアと中国は日本、アメリカ、韓国の反応を試したというものかもしれません。

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