漫談家のケーシー高峰が肺気腫で死去!プロフィールや芸風に肺気腫とはどんな病?

医学にまつわるお色気ネタで人気を博した漫談家で俳優の、ケーシー高峰(本名:門脇貞夫=かどわき・さだお)さんが、4月8日午後3時30分、福島県内の病院で肺気腫のため死去されました。

85歳でした。葬儀告別式は近親者のみで執り行われる予定です。
喪主は妻、詠子(えいこ)さんが務めます。

日大医学部から芸術学部に転部したという異色のプロフィールの持ち主で司会業を経て漫談家になった方です。

その実力と芸風で、あの立川談志さんをして「ケーシー高峰の後に高座に上がりたくない」と言わしめるものでした。

そこで、今回は漫談家ケーシー高峰さんのプロフィールや芸風に、死去の原因となった肺気腫について調査しました。

また、生前のケーシー高峰さんの漫談動画も紹介させていただきます。

ケーシー高峰さんのプロフィール

まずはケーシー高峰さんのプロフィールからチェックします。

・ケーシー 高峰(ケーシー たかみね)

本 名:門脇 貞男
ニックネーム:ドクター
生年月日:1934年2月25日
没年月日:2019年4月8日(85歳没)
出身地:山形県最上郡最上町
身 長:174cm
方 言:山形弁
最終学歴:日本大学医学部、日本大学芸術学部、医学博士(日本大学)
師 匠:大空ヒット
芸 風:医事漫談
他の活動:俳優
配偶者:あり 詠子(えいこ)

主な作品

ドラマ:『復讐するは我にあり』『TRICK』

映 画:『楢山節考』『塀の中の懲りない面々』

演 劇:『エプロン寄席』『大正テレビ寄席』『笑点』

ケーシー 高峰(ケーシー たかみね)さんは、漫談家で俳優。
白衣姿でホワイトボードや黒板を用いる医事漫談の創始者でその第一人者です。

愛称は「ドクター」。山形県最上郡最上町の出身で、母方は先祖代々医師の家系でした。

特に母親のシヅエさんは産婦人科医として生涯現役を貫いた女医として有名です。

兄弟をはじめ一族のほとんどが医師か歯科医師でした。

山形県立新庄北高等学校を卒業後、家業を継ぐべく日本大学医学部に進学して卒業しますが、教授と折り合いが悪かったことやモダン・ジャズに傾倒していたため医師国家試験を受験せず、医師にはなりませんでした。

後に同大の芸術学部に転部しています。
この時の同級生には俳優の宍戸錠さんがいます。

大学在学中から司会者としての活動を始めていましたが、1957年に大学を卒業すると本格的に芸人を志し、漫才師・大空ヒットに弟子入り(リーガル天才に師事したという説もある)します。

コロムビア・トップ門下の大空はるかと下ネタ専門のコンビを組み「大空はるか・かなた」として活動します。

1968年、ケーシー高峰に改名。
スタンダップコメディアンとしての活動を開始します。

ちなみに芸名の「高峰」は女優の高峰三枝子さんにあやかって付けたそうです。

以降、テレビの演芸番組や寄席で活躍し、俳優としても名バイプレーヤーとして名を馳せました。

ケーシー高峰さんの芸風とは?

医学部卒業の実績に裏打ちされたしっかりした医学の知識と、下ネタのみで構成された漫談のスタイルは独自のもので、追従者はついに現れませんでした。

医事漫談という分野を一人で切り開き君臨した方とも言えるでしょう。まあ、言葉で説明するのも野暮な話ですから、実際の漫談をご覧ください。

こちらです。

■2017-04-28 ケーシー高峰

■2017-10-12 ケーシー高峰

■ケーシー高峰 (漫談)

ケーシー高峰さんを悼む声

ケーシー高峰さんの突然の訃報にネット上でも驚きの声が広がっています。
ツイッターを見てみることにしましょう。

肺気腫ってどんな病気?

肺気腫という病名は聞いたことはありますが、実際にはどんな病気なんでしょうか。

実は結構、怖い病気なんです…。

■肺気腫(慢性閉塞性疾患・COPD)

肺の構造は声帯から気管に繋がっており、気管支が枝分かれをして、最後は肺胞という小さな袋状の器官に至ります。

その肺胞がぶどうの房のように集まって肺を形成しています。
この肺胞の表面には毛細血管が絡みついていて、さながらメロンの皮のようになっています。
その毛細血管が二酸化炭素と酸素の交換を行っているんです。

これを呼吸といいます。

肺気腫はこの肺胞の壁が破壊され、風船のように膨らみ、吸った空気を吐き出せない状態のことを指します。

そして呼吸困難や息切れといった症状が現れます。

徐々に進行する病気なので、自身では気づきにくく階段や坂道が辛くなったり、風邪がきっかけとなって呼吸困難が生じてから受診するという方がほとんどです。

大きな原因となるのは長期に渡る喫煙です。

日本では530万人が罹患していると言われています。

大気汚染や受動喫煙が原因となる場合もあります。

まれには遺伝性のものもあります。

治療は禁煙が大前提となります。

症状緩和には気管支拡張剤やステロイド剤が用いられ、呼吸リハビリテーションも有効です。

受診先は呼吸器科がベストですが内科でもかまいません。

肺気腫で亡くなった有名人

肺気腫で亡くなった内外の有名人は大勢いるんです。

こちらの方々が命を落とされています。

・ロバート・A・ハインライン(SF作家)

命日:1988年5月8日 享年:80歳 死因:肺気腫 国籍:アメリカ

・ディーン・マーチン(俳優) 

命日:1995年12月25日 享年:79歳 死因:肺気腫 国籍:アメリカ

・森塚敏(俳優)

命日:2006年6月19日 享年:79歳 死因:肺気腫 国籍:日本

・福田赳夫(政治家)

命日:1995年7月25日 享年:91歳 死因:肺気腫 国籍:日本

・江波杏子(女優)

命日:2018年10月27日 享年:77歳 死因:肺気腫の急性増悪 国籍:日本

他にも多くの方々がお亡くなりになっています…。

予防って出来ないの?

肺気腫について色々見てくると何だか怖くなってきますね。
予防法は何かないんでしょうか。
実はあるんです。

まず愛煙家は禁煙することから始めなくてはいけません。
そして適度な運動をすると予防になります。

これは2017年に大阪市立大学の研究グループが発表したもので、運動をすると筋肉から分泌されるホルモンが増加し、それによって細胞死を抑えられるからです。

またスウェーデンのカロリンスカ研究所によると、野菜や果物を多く摂るようにすると、肺気腫の予防になるという研究結果が発表されています。

喫煙者の場合、野菜や果物を多く摂る人はそうでない人に比べて、肺気腫の発症率が1/2にまで低下します。

逆に言えば野菜や果物をあまり摂らない人は2倍危険ということになります。

禁煙と運動、それから野菜と果物。その3つで予防になるんですね。

唯一無二の医事漫談が見られなくなったのはとても残念

・ケーシー高峰さんは医事漫談の第一人者で俳優としても活躍した。

・ケーシー高峰さんの芸風はしっかりした医学の知識と、下ネタのみで構成された漫談で追従者はいない。

・肺気腫は肺胞が壊れる病気。肺胞が壊れると呼吸が困難になる。原因は長年の喫煙によるものが多い。

・肺気腫で落命した有名人はたくさんいる。

・肺気腫は予防できる。禁煙と適度な運動、食事の際には野菜と果物を多く摂ることが大事。

以上、ケーシー高峰さんと死因となった肺気腫について見てきました。

唯一無二の医事漫談が見られなくなったのはとても残念です。
そして肺気腫は予防できることがわかりました。

みなさんも野菜と果物を多く摂るように心がけて、休日には体を動かすようにしてください。

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