NHKは公共放送でスクランブル化は社会的使命を果たす事が困難との見解にN国は?

「NHKから国民を守る党」による、NHK放送のスクランブル化の提案が話題となっています。

そんな中、政府はNHKのスクランブル化に関して寄せられた質問主意書に対する答弁書の中で、NHKが公共放送であることを理由に否定的な見解をとっていることを発表しました。

それに対しN国の立花孝志党首はどのような反応を見せたのでしょうか。

今回は、政府がNHKのスクランブル化に対して公共放送による社会的使命を果す事が困難として否定的な見解を取ったニュースや、N国の立花孝志党首の反応についてまとめました。

NHKから国民を守る党とは

「NHKから国民を守る党」とは、日本の政党です。

第25回の参院選において「N国党」という略称を用いたことで、「N国」との呼び名が一般的に使われています。

2013年に発足しており、地方議会での議席を獲得しながらその勢いを伸ばしました。

第25回の参院選の比例代表で党首の立花孝志氏が当選し、国政に参加するまでに至っています。

NHKから国民を守る党の目的

N国は党規約として以下の内容を挙げています。

1 NHKの受信料制度について、多くの国民及び視聴者が真剣に考える機会を提供すること。

2 受信料制度に疑問や不満を感じている国民に、同制度に関する法律や条例を制定または改廃する機会を提供すること。

3 本会の目的を実現するため政治家を志す者に対し、その志を実現するための機会を提供すること。

4 本会の目的に共感し志を同じくする国民及び視聴者が協力して行動できる機会を提供すること。

5 強い正義感と責任感から内部告発をした者及び内部告発をしようとする者や、同じく内部告発に関わることによって精神疾患となった者が、その正義感や責任感が正当に評価され、その評価に相応しい職場環境での労働が実現するために最大限の援助をすること。

6 上記1ないし5の実現を目指すことにより、国政の発展と国民生活の向上を図り、あわせて会員相互の親睦を深めること。

引用元:NHKから国民を守る党公式サイト(http://www.nhkkara.jp/rule.html)

また「NHK放送のスクランブル化」を最終目標として、達成された時には党の解体、自身の議員引退を明言しています。

NHKのスクランブル化についてのN国の見解

スクランブル化とは契約した人のみが視聴できるようになるシステムの事を指します。

現在ではBSやCSなどで実施されています。

N国は公式ホームページで次のようにその意義を語っています。

「73%の支払い率を一気に99%以上にする方法があります。

それはNHKの番組だけ映らないようにするスクランブル放送です。

すでにWOWOWやスカパーが実施している制度を、NHKが取り入れられない事はありえません。

産経新聞のアンケート調査では、88%の人がNHKのスクランブル放送を希望しています。

NHKは「みなさまのNHK」を標榜しながら、視聴者にスクランブル放送に関する調査を一度も行っていません。

私たちNHKから国民を守る党は、NHKを観たい人が受信料を支払い、NHKを観たくない人は受信料を支払わなくていいよう、スクランブル放送の実現を目指しています。

スクランブル放送が実現されれば、憲法19条の思想の自由が保障される事になり、NHKを観ないで民放だけを観る権利や、NHKと契約しない自由が生まれます。」

引用元:NHKから国民を守る党公式サイト(http://www.nhkkara.jp/rule.html)

NHKのスクランブル化に対するNHKの批判

N国のNHKスクランブル化に対し、NHKは「公共放送」を理由として批判の声を上げています。

「石田大臣によれば、NHKは災害報道や政権放送などを担う公共放送であり、NHKと民放との二元体制により発展してきたと説明。

その上で、NHKの受信料は(受益者となる)視聴者・国民が広く公平に負担すべきもので、スクランブル制度の導入は「NHKの基本的な性格を根本的に変えて二元体制を崩しかねないもの」と述べました。」

引用元:Engadget 日本版(https://japanese.engadget.com/2019/07/23/nhk/)

またNHKでは、9日から11日の3日間にかけて毎日3分間「受信料と公共放送についてご理解いただくために」という題名で視聴者に対する理解を求める放送を行っています。

その内容は文章化されており、NHKの公式ホームページで閲覧することが可能となっています。

参考:受信料と公共放送についてご理解いただくために (8月9日)https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/kenkai/pdf/20190809.pdf

NHKのスクランブル化などに対する質問主意書

8月1日、立憲民主党の中谷一馬衆院議員より現政府に対して質問主意書が提出されています。

N国の立花党首の「NHKと契約はするが、受信料は踏み倒す」といった発言や、NHKのスクランブル化に対する公式見解についてが主な質問内容となっています。

参考:衆議院ホームページ
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a199016.htm

実際に政府としての統一見解はどのようなもののなのか、注目が集まっていました。

政府によるNHKスクランブル化に対する否定見解

15日、政府は閣議において答弁書を決定しており、その中で受信契約を結んだ人は受信料を支払う義務があるとしています。

「政府は15日の閣議で答弁書を決定。このなかで「放送法でNHKの放送を受信できる受信設備を設置した人はNHKと受信契約を結ぶ義務があることを定めており、受信契約を結んだ人は受信料を支払う義務がある」とした。
(一部略)

さらに、受信料を支払った人だけがNHKを見られるようにするスクランブル化については、「NHKが公共放送としての社会的使命を果たしていくことが困難になる」として否定的な見解を示した。」

引用元:PHILE WEB(https://www.phileweb.com/news/d-av/201908/15/48163.html)

またN国の立花党首に対する対応として

「立花氏への対応に関しては「NHKにおいて適切に対応されるべきものだ」とした。」

引用元:時事ドットコム(https://www.jiji.com/jc/article?k=2019081500711&g=pol)

としています。

政府のNHKスクランブル化否定見解に対するN国の反応

政府は先の石田大臣の発言を追認する形で、NHKのスクランブル化に対して否定的な見解をとっています。

またそれに対し、N国の立花党首は政府の見解を支持しないとし、またこれからも受信料の支払いを拒む方針を明らかにしています。

「立花氏が唱えるNHKに受信料を支払った人だけが番組を視聴できるスクランブル放送については「視聴の対価として料金を支払うとすることは、公共放送としての社会的使命を果たしていくことが困難になる」と否定的な見解を示した。

答弁書の内容に関し、立花氏は東京都内で記者団に「明らかに政府は間違っている。これからも、もちろん払いません」と語った。」

引用元:時事ドットコム(https://www.jiji.com/jc/article?k=2019081500711&g=pol)

波乱含みの展開と見られており、現状ではN国の立花党首並びにNHKの動向に注目が集まっています。

N国とNHKの今後の動向に注目

過激とも取られかねないN国の立花党首の発言や活動ですが、こうして国政入りを果たす所を見るとNHKに対する不満はある一定のボーダーラインを超えているとみる事が出来ます。

今後も高まるであろうNHKのスクランブル化への要望に対し、NHKはどのような対応を行うのか注目が集まります。

今回は、政府がNHKのスクランブル化に対して公共放送による社会的使命を果たせないとして否定的な見解を取ったニュースや、N国の立花孝志党首の反応についてまとめました。

NHK関連記事

関連記事

2019年4月24日、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜午後8時)の新たなキャストの記者会見が都内で行われました。 第25回放送以降はドラマは第2部となります。 新たな主人公となる田畑政治を演じるのは阿部サダ[…]

関連記事

第161回芥川賞・直木賞の候補作品が発表されました。 芥川賞には古市憲寿さんの作品である「百の夜は跳ねて」が候補作品として挙がっており、去年に続いて再選出されたことが話題となっています。 テレビで活躍されている古市さんですが、メ[…]

関連記事

2020年に開催される東京オリンピックのチケット販売は、5月に受付が開始され6月に抽選結果が発表されました。 発表の際には1枚もチケットが当たらなかった人が続出、ツイッター上では嘆く方々のツイートが溢れました。 それを受けて大会[…]

最新情報をチェックしよう!