スリランカ爆発で治安状況は?爆発の原因は宗教絡み?邦人は巻き込まれた?

スリランカで現地時間21日午前9時頃、最大都市のコロンボとその郊外などにあるホテルとキリスト教の教会等で、ほぼ同時に合わせて8か所で爆発しました。

スリランカ政府は、爆発によってこれまでに200人を超える死亡者と発表しています。

この爆発について、スリランカのシリセナ大統領は、テロによって起きた爆発だとの見解が示されました。

果たして邦人は無事なのでしょうか。

そこで今回は、スリランカの爆発事件の原因や、テロとのことですので宗教絡みなのかや治安状況、また邦人は爆発に巻き込まれたのか等について調べてみました。

スリランカの爆発テロの原因は?

昔、スリランカは、シンハラ人とタミル人の間で内戦がありました。

2009年5月。

その内戦は、タミル人指導者が殺害されて、タミル人武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」が消滅し、消滅後は治安の安定が図られていると言われていました。

しかし、今回は爆発テロという事態が発生した次第です。

爆発があった地域や被害状況

まず、押さえておきたい地名としてコロンボが挙げられます。

コロンボはスリランカの旧都です。

現在の首都はスリジャヤワルダナプラコッテです。

さて、爆発テロですが、合計8か所において同時刻に行われました。

爆破現場は次の8箇所です。

ホテル3箇所

・キングスベリー
・シナモン・グランド
・シャングリラ」

教会3箇所

・セント・アントニー教会
・セント・セバスチャン教会
・ザイオン教会

その他2か所で爆発があったと伝わってきました。

邦人も怪我した模様

スリランカ政府から、爆発があった8か所で、これまでに207人が死亡と450人の怪我が発表されました。

なお、死者の中に9人の外国人が含まれている模様です。

また、邦人も複数人が怪我人の中に含まれると発表されました。

その邦人の内、1人が重傷という情報があるそうで、現地の日本大使館が確認を進められている模様です。

なお、爆発の際の状況は、教会の3か所では復活祭、イースターの祈りをささげている最中だった模様です。

治安状況は?

スリランカ政府関係者の話では、爆破テロの事前にテロの情報が寄せられていたそうです。

その為、警戒レベルを引き上げようとした矢先に爆発が起きたとされています。

このテロ行為に対し、国民に向けてスリランカのシリセナ大統領がテレビ演説を行いました。

テレビ演説では、「誰が背後にいるのか徹底的に調査する」と述べています。

なお、爆発はテロによるものだと、スリランカ政府は認識している模様です。

その為、爆破テロ事背後関係を徹底的に捜査するよう指示を出したことを明らかにしています。

そして、スリランカ政府はスリランカ全体に対して、夜間外出禁止令を発令しました。

また、新たなテロ活動を警戒する為に、軍も出動して事件の真相解明に乗り出しています。

なお、地元テレビ局がから伝えられた映像において、爆発があった教会建物の内部は、屋根は吹き飛び床にがれきが散乱している様子がわかります。

また、怪我をした人たちがあちこちに横たわり、礼拝用の椅子等もボロボロに破壊されていました。

スリランカの旧都コロンボとは

今回のテロ事件で標的にされたコロンボは、スリランカ最大の都市で古くから貿易で栄えた街です。

その場所は、スリランカの南西部沿岸地域に位置し、旧都とは言え、スリランカ経済においては現在も中心地です。

ランドマークにもなっているベイラ湖は、コロンボの中心に位置しています。

そのペイラ湖を囲むようにホテルやレストラン、ショッピングセンターや、各国大使館が集まって賑やかな街です。

その為に、普段から多くの市民や観光客で賑わいを見せています。

近年は、国外企業の参入が進み、ホテルなども目立っています。

宗教が以前の内戦理由ではなかった

前述のとおり、スリランカでは少数派タミル人が独立を掲げて武装勢力となり、政府軍との間で1983年から20年余りにわたって激しい内戦が続いていました。

その内戦の為に、7万人以上の一般市民が犠牲になったとされています。

内戦中はコロンボにおいてもテロ事件が相次いだとされています。

そして、治安も悪化していましたが、内戦終結後は治安状況も回復して比較的安定していたとされています。

そして、その治安の良さを武器に、スリランカ政府は、観光ビジネスを活発化してきました。

特に、スリランカ国内に点在する世界遺産に美しいビーチリゾート。

他にも積極的にアピールを行なった結果、世界各国から大勢の観光客が訪れていました。

もちろん、治安には特にうるさいとされる邦人観光客も訪れ、スリランカの国としての治安は比較的安定してるとされていました。

邦人の中に旅行者は?

外務省の発表からも、爆発テロで邦人数人巻き込まれて怪我をしたとの発表がありました。
(1人重症の情報については調査中)

また、今回の爆発テロの報から、日本国内の旅行会社は情報収集に乗り出しています。

なお大手旅行会社の日本旅行は、邦人2人が取り扱ったパッケージ旅行でコロンボに滞在している模様です。

しかし、爆発テロの際は現場からは離れた場所にいて無事だった事を確認済と発表されています。

今回のテロ事件を受けて、日本旅行はスリランカ方面のツアーは、今後の対応を検討するとしました。

他には、クラブツーリズムも現地にいるツアー客全員の無事を確認しています。

近畿日本ツーリストについては、ツアーで滞在している旅行者はいないと発表しました。

他の旅行会社各社も情報収集を進めている模様です。

邦人が巻き込まれた背景

上記のとおり、スリランカの内戦終結によって、治安の回復が図られスリランカを訪れる邦人観光客の数は増加を続けて来ました。

なお、日本政府観光局の資料では、内戦が終結した2009年にスリランカを訪れた邦人の数は1万926人でした。

そして、2016年になると、その数は4万4600人と約4倍まで増えました。

また2012年から電子渡航認証システムが導入された恩恵として、それ以前まで30日以内の観光目的での滞在にはビザの取得が必要だったところ、オンラインで承認を受ければビザの取得が免除されるようになりました。

その結果、邦人観光客がスリランカを訪れやすくなった事も影響しています。

そして、企業も製造業やサービス業を中心にスリランカ進出が増加して、現在は日本企業130社がスリランカに進出しています。

スリランカの今後の展開

現在、シリセナ大統領が事件の背後関係について徹底的に捜査する為、警察だけでなく軍も出動させています。

そして、誤った情報やうその情報が広まるのを防ぐために、フェイスブックなど主要なソーシャルメディアやメッセージアプリの国内でのサービスを一時的に停止を発表しました。

ここに来て、突然テロが発生してしまったスリランカ。

邦人の被害者も出てしまっています。

従いまして、スリランカへ渡航中の方は十分な注意を怠らず、被害にあわないよう心掛けて下さい。

そして、スリランカへ渡航前や渡航検討中の方は、状況を冷静に見極めて十分にご注意下さい。

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