収集癖はためこみ症の可能性?老後はゴミ屋敷の可能性も!対策や治療方法は?

マスプロダクションの現代では、気付いたら物が溢れかえってしまっている、けれども捨てられない…という方は多いはずです。

そうこうしていると、収集癖がついて物のためこみ症が出てくる可能性が出てきます。

そして、生活空間を過度に圧迫してしまう程の収集癖は、実は「ためこみ症」の可能性があります。

物を過度にため込み、捨てることが出来ずにいると、老後はゴミ屋敷となってしまう可能性があります。

そうなる前に、対策や治療方法も把握しておきたいところです。

そこで、今回はそういった収集癖とためこみ症の関連性や特徴、対策方法と治療方法についてまとめてみました。

収集癖とためこみ症は違う?

収集癖といえば、最近は新しい日用品や小物などが改良に改良を加えられ、気付いたら同じような製品を旧型から新型まで揃えて持っている何て事が多々あります。

そろそろ不要な物は捨てなければ、と思いますが中々捨てられないという方も多いのではないでしょうか。

コレクター癖とも言える収集癖は、ためこみ症と密接な関連性があります。

ここでは収集癖とためこみ症の違いと関連性についてお伝えしていきます。

収集癖は、実は誰でも持っている

「収集癖がある」と言われると、なんだか病気癖のようであまり良い感情を抱かない方もいらっしゃると思います。

本来、収集する欲求にあたる収集癖は本を揃えたり、服をシーズン毎に集めていたりと、過度なものでなければ個々の「こだわり」ともいえる正常な反応です。

しかしここで重要なことは、「物を集める癖を治したいけれど、どうやっても治らない」という方の場合、精神疾患の一つである”強迫性障害”から派生している場合があります。

強迫性障害とは、強い収集癖である「物を集めなければ気が済まない」という状態が、まるで誰かに強制されているような心理状態を示します。

前述の通り、過度な収集癖がこれらを引き起こす要因となっている場合があるため、収集物への執着心が変だと思い始めたときは、専門機関への相談を早めに行いましょう。

ため込み症は管理できる容量の限界を超えること

物を必要以上に揃えていたり、または美術品や装飾品を飾ったりしていたとしても、それらを整理整頓・管理し、または等しく活用できる場合には「ためこみ症」とは言いません。

ためこみ症の由来は物を必要以上に所持し、生活空間を圧迫するいわゆるゴミ屋敷へのイメージが強いかもしれませんが、根底にあるものはキャパシティオーバー、つまり管理できる容量の限界を示すことと言えます。

「ためこみ症」にも違いがあり、個々人の生活様式によって様々です。

例えばペットを多く買いすぎて、十分な世話ができていない”ためこみ症”や新聞紙や空き箱、レジ袋などを「いつか使うかもしれない」という理由で積み重ねてしまう”ため込み症”などがあります。

こういった状態が何年も経過し、改善できていない場合はすでに家の中がゴミ屋敷と言える様相へ変化しており、足の踏み場が無いという状況も少なくありません。

これらの物をためこむ原因として、10歳代から20歳代にかけて若干みられていた症状が家族との死別等、精神的ショックが引き金となって起こりうるとも考えられています。

また強迫性障害や発達障害も原因としてあげられますが、ためこみ症の基準を設定した米国精神医学会の診断基準では、「強迫性障害や発達障害などが背景に無いのにも関わらず、生活に支障をきたす深刻なためこみ症状がある場合は”ためこみ症”と診断する」としています。

そのため、ためこみ症は精神疾患に必ずしも影響されるものではないと言えるのです。

収集癖を前提に、ためこみ症は起こる

ここまで収集癖とためこみ症の二つの特徴について述べてきましたが、これらの関連性は密接なものがあり、発生の順序としては

収集癖による物を集めがちな性格・傾向

精神的ショックや思春期の生活環境による収集癖の悪化

成人後も過度な収集癖が継続し、管理容量を超える「ためこみ症」の発生

これらの段階を経て、ためこみ症へと陥ってしまうことが多いと言えます。

収集癖とためこみ症を治すための対策や治療方法は?

収集癖とためこみ症、これら二つの共通事項として「物をどうやっても捨てられず、また増えてしまう」という点が改善しにくいことにあります。

これらはどのように改善していけばよいのか、ここでは収集とためこみの対策とその治療法についてまとめました。

収集癖の要因を自分に問いかけて、「本当に大切なもの」を選び出す

収集癖の要因はさまざまであり、こだわりがあるから集めているだけで、深い意味はないという方も多いと思います。

けれども本人や家族などから目に付く程の量になってきたとき、それらをなぜ集めているのか、いつから集めていたのかを自問自答し、答えを出すことでその要因が現れるかもしれません。

孤独感やストレスなどが心理的要因となって「集めることに依存している」場合も少なくないと言えます。

要因が見えてきたら、次のステップでは「本当に大切なものだけ」を選び分けていきましょう。買った日付を覚えていない、埃を被っていて買っただけで満足していないか、そういった基準をもとに手放していくのも重要です。

一人だけでは中々捨てられないため、友人や家族に手伝ってもらうというのも一つの手です。

これらのように、対策自体に確実なものは無いことから自分に合った方法を模索し、実践してみることが「捨てられない・揃えたい衝動」をコントロールするきっかけとなるのです。

収集癖を直す為に捨てるトレーニングを行う

ためこみ症を抑えられない場合、治療方法として薬物療法で治るという例は非常に少なく、治療が難しいことが特徴です。

専門機関では「認知行動療法」と呼ばれる習慣的なトレーニングを長期的に行い、例えば苦手な「捨てる」という動作を積み重ねて、行く行くは自宅でも実践できるレベルまで続けていく、といった流れを言います。

これらからも重要であるのは、捨てられないまたは集めてしまうという原因を突き詰め、その問題を解決するための行動を模索し実践することにあるのです。

「自分にとって必要な物」の見極めが肝心

収集癖やためこみ症であっても、物を捨てられないことは必ずしも美徳であるとは言えないと考えられます。

生活上で「何が自分にとって必要な物」であるのかを知り、その他の物は捨てるという決心を持つことが、生活を上手に送り、収集癖やためこみ癖を防止することへ繋がります。

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