横浜市が会見でIR招致動くと表明!その理由や建設候補地に市民や事業者の反応は?

2019年8月22日に、横浜市長の林文子氏の会見で、カジノを含むIR招致の発表が行われました。

かつて林市長からIR招致に関しては「白紙」であるとされており、その姿勢の変換に対し反発の声が上がってきています。

横浜市がIR招致を行う理由はどのような物でしょうか。

また、建設候補地や市民、事業者の反応はどんなものなのでしょうか。

今回は、横浜市がIR招致の方針を発表したことやその理由・場所、またその発表に対する市民や事業者の反応についてまとめました。

IRとは

IRとは「統合型リゾート」のことを指します。

ホテルや展示場・テーマパーク・カジノなどの施設を総合的に集積した複合観光集客施設です。

観光振興に大きな力を発揮することが期待されており、日本では平成30年7月に特定複合観光施設区域整備法(IR整備法)が参議院で可決されています。

IRのカジノに対する批判

IRに対する批判として最も大きいのは「カジノ」に対する部分です。

カジノができることによって、「治安の悪化」や「反社会勢力の関与」などを招くのではないか、と懸念されています。

またそういった事情からIR整備法はカジノを推進する法律であるとして、「カジノ法」とも呼ばれています。

横浜市のIRについての意識

横浜市ではカジノを含んだIRに対しては反発の声が大きく、受け入れられているとは言い難い状況です。

林市長はかつてはIR招致に対し積極的な姿勢を見せていましたが、2年前の市長選からはIRに関して慎重な姿勢を見せています。

また5月末に林市長はIRに関する記者会見を行い、現在のところでは白紙であるとしていました。

「林文子市長はこれまでIR誘致の是非について「白紙」と繰り返している。
市は6月下旬に市民向け説明会を開いて意見を聞くことも検討する。
今後も事業者から情報提供を求め、IR誘致の是非についてはこれらの情報や意見などを総合的にみて夏以降に判断するとみられる。」

引用元:日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45367780Y9A520C1L82000/)

横浜市のIR招致の方針の発表

横浜市のIR招致に関して注目が集まる中、22日に林市長よりカジノを含むIRの招致を行うことが発表されます。

「横浜市は22日、カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致に乗り出すと正式に発表した。
観光地として知られる山下公園に近い横浜港の山下ふ頭(同市中区、47ヘクタール)を候補地とし、2020年代後半の開業を目指す。」

引用元:時事ドットコム(https://www.jiji.com/jc/article?k=2019082200661&g=eco)

また市長による住民説明会の実施も予定されており、その中で理解を求めるよう説明するとしています。

横浜市のIR招致の候補地

候補地は、横浜の中区にある山下ふ頭です。

観光地である山下公園のすぐそばであり、前からIRの候補地として横浜市から検討されていました。

横浜市のIR招致の理由

会見では、横浜市の人口減少による財政悪化の予測と横浜の観光での消費額の少なさに関して報告しており、その中でIR招致の経済的効果を期待する旨を発表しています。

「市は22日に示した資料で、人口減少が進み、経済の活力低下や財政悪化が進むとの見通しを示したうえで、宿泊せずに日帰りする観光客が多く、1人あたりの観光消費額が全国と比べて少ないことなどが課題とし、「IRはこれまでにない経済的社会的効果が見込まれる」としている。
IRの経済波及効果について、建設時は1兆2千億〜7500億円、開業後は年1兆〜6300億円に上るとの試算も公表した。」

引用元:朝日新聞デジタル(https://www.asahi.com/articles/ASM8Q44J3M8QULOB00D.html)

横浜市のIR招致に対する反発の声

この林市長からのIR招致の発表に対し、横浜市民からは多くの反対の声が上がっています。

元々、横浜市では反対の声が多く、IR招致には94%もの反対があった模様です。

「横浜市が市民から意見を集めたところ、94%が誘致に否定的だという。」

引用元:テレ朝news(https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000162622.html)

横浜市のIR招致に対する反発の声:市民

横浜市のIR招致の情報は20日には報道されており、22日の会見は正式発表の場です。

22日に正式発表の会見が行われるとのことで、当日は京浜東北線関内駅そばにある横浜市役所近くで市民団体による集会が行われています。

「8月22日12時半過ぎ、関内駅に着くと、IR誘致反対派の市民が、「林市長のカジノ誘致は反対です」を訴えて、人だかりができていた。」

引用元:はまれぽ.com(http://www.hamarepo.com/story.php?story_id=7317)

横浜市のIR招致に対する反発の声:事業者

また事業者側からも反対の声が上がってきており、特に山下ふ頭を拠点とする横浜港運協会の藤木会長は強い口調で反発を露わにしています。

「横浜市がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致方針を表明したことを受け、候補地の山下ふ頭(同市中区)を拠点とする港湾事業団体「横浜港運協会」の藤木幸夫会長は23日、誘致に反対する記者会見を開き、「立ち退きには応じない」と訴えた。
 藤木会長は会見で、「賭博場を作り、ギャンブル依存症患者を増やすような状況にしてはいけない」などと述べ、市側との対決姿勢を鮮明にした。」

引用元:産経ニュース(https://www.sankei.com/politics/news/190823/plt1908230025-n1.html)

横浜市や市民・事業者の今後の動向に注目

林市長は決定のための住民投票を行うことはないとしており、それもまた反発を強めています。

9月2日より開始される市議会定例会での補正予算案が可決されれば招致に向けて具体的に動くとされており、その中で市民団体や横浜港運協会の動向にも注目が集まります。

今回は、横浜市がIR招致の方針を発表したことやその理由・場所、またその発表に対する市民や事業者の反応についてまとめました。

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