零票確認ガチ勢とは?開票日トレンド入り!さらに完全0票落選者出現!その理由は?

第19回統一地方選挙が昨日から始まっています。

今年は4月7日と21日の両日に渡って行われ、各地方自治体の首長と議会議員を選出します。

その中で興味深いニュースが2つ上がってきています。

まずは、「投票箱の中」というツイッターのトレンドに上がってきた謎の言葉。

調べていくと「零票確認ガチ勢」という謎の集団の存在が明らかになりました。

そして、兵庫県伊丹市の県議選では、世にも珍しい完全0票落選者が現れました。

自分に投票すれば確実に1票なのに、何故?

今回は、零票確認ガチ勢と言う開票日トレンド入りしたキーワードは何なのか、さらに完全0票落選者出現したその理由の2つの内容について纏めました。

零票確認に関するツイート

昨日7日の早朝8時頃、ツイッターのトレンドに「投票箱の中」という謎のワードが出てきました。

そのワードに関連するツイッターを確認すると、投票所に一番最初に来た有権者が、係の人達と一緒に投票箱の中が空っぽであることを確認する作業である、「零票確認」に関するツイッターでの呟きだったのです。

零票確認ガチ勢とは

この「零票確認」に関して、公職選挙法では次のように述べています。

第三十四条(投票箱に何も入つていないことの確認)
「投票管理者は、選挙人が投票をする前に、投票所内にいる選挙人の面前で投票箱を開き、その中に何も入っていないことを示さなければならない。」

その投票所で投票を行う前に、その投票箱に何も入っていないことを、投票者と一緒に確認することで、投票の公正さを投票者と共に証明する為の手続きなのです。

まぁ、それ自体は解りますが、面白いのはそれを何としてでも行おうと信じられないような努力を重ねる方達です。

誰が呼んだか、彼らは「零票確認ガチ勢」と言われています。

零票確認ガチ勢の朝は早い

ガチ勢達は我々が想像するより遥かに早い時間に既に並んでいます。

選挙を管理する人が来て選挙所に明かりがつく前に既に並んでおり、誰しもが「やった!一番乗りだ!」「今年も頂きだぜ!」などの喜びの声を上げています。

過去の記録を含めて調べた所、最も遅い時間では7時からというのがありましたが、一番早いのは4時でした。

凄い、の一言ですね…

同人誌即売会の最も大きなイベントである、夏冬のビックサイトでのコミケでは徹夜組の存在が深刻な問題となっていますが、こちらの方でもいずれ徹夜組が現れて問題視されることになるかもしれません。

零票確認ガチ勢に対する評価

このツイッターでの呟きに対し、ネットユーザー達の感想は、称賛と呆れが入り混じるものでありましたが、基本的には称賛の方に傾いています。

それは、彼らが選挙を楽しんでいる、という理由です。

ガチ勢の方々は、選挙というシステムの中にゲーム性や達成感を見出し、それに沿って努力し望むものを得ましたが、それはそのまま選挙の公正さに繋がるものであり、公益になっているという見方です。

それが選挙に対する興味を引き立てている点も見逃せません。

「そんな面白いイベントあったのか」「来年は俺だってやってやる」という声が上がっており、投票率が低い日本の選挙において、前向きなやる気を出させているというのは間違いなく素晴らしい、の一言です。

完全0票落選者現る

今回の選挙で、投票数0による落選という珍事が報道されています。

兵庫県選挙管理委員会は、7日に行われた県議選の伊丹市選挙区で立候補した原博義さんに被選挙権がなかったので、原さんへの投票を無効とする決定を出しています。


これによって、原さんへの投票数は0、という非常に珍しい事態となっています。

被選挙権がなかった故の完全0票落選

公職選挙法では県議選での被選挙権は、投開票日までに引き続き県内のいずれか「一つの住所」に3か月以上居住歴があるとしています。

原さんは県外から昨年12月17日に尼崎市へ転入しましたが、尼崎市には25日、その後に転居した現住所の宝塚市には惜しくも、2か月と27日しか住んでいないため、被選挙権はなかったのでした。

兵庫県選挙管理委員会は、原さんが提出した資料を調べていた所、今月2日になって、被選挙権がないことが判明したそうです。

ならばもっと早く伝えるべきだったのでは?と考えている人もいるでしょうが、1951年の福岡高裁の判決で、その周知が選挙の妨害にあたり違法であったため」と説明しています。

完全0票落選に対する声

この発表には様々な声が上がっており、そのいずれも否定的な意見です。

「選挙活動はOKなのに被選挙権がないのはおかしい」

「この人への投票がまるまる死票だ」

「投票日まで伝えないのはおかしい」

などなどです。

完全0票落選者と供託金

また、これは原さんの経済負担にも影響のある話です。

選挙において立候補する時には、法務局などにある一定のお金を供託するシステムがあります。

これを供託金と呼びます。

都道府県議会議員選挙では60万円であり、それを供託します。

そして、この供託金はその人への投票数によっては全額が返還されるのです。

伊丹市の有権者数は164,390人であり、投票率は40.14%でした。

そして議員定数は3であるので、返還の目安となる投票数は

有効投票総数(164,390×0.4014) ÷ 議員定数(3) ÷ 法的な規定の数字(10) = 2,199

であり、つまり2200票の投票があれば、返還の対象になるのです。

原さんへの投票数は推定で3000ぐらいであり、その対象に選ばれる範疇なのです。

完全0票落選に対して裁判!

この件に対し、東京都葛飾区議会議員の立花孝志さんは、「こんな結果でいいのか」と不服申し立て並びに裁判を準備しています。

選挙システムに関わる話でもあり、今後も目が離せません。

実は面白くて楽しい選挙

立候補する人も投票する人も、いずれも選挙というイベントにおいて、主役の立ち位置です。

その中では様々な喜劇や悲劇が生まれてきており、まさにドラマのような感があります。

もっと選挙に対して興味を持って接すれば、そう言ったことがさらに見えてくるかもしれませんね。

最新情報をチェックしよう!