2019年3月10日にアベマでおなじみのインターネットテレビ「AbemaTV」は、「勝ったら1000万円」企画の第四段として「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」を発表しました。
そして、同時に対戦者の募集を開始しました。
過去にも注目を集めた企画ですが、今回は以前とは異なる様相を呈してきたようです。
果たして今回はプロボクサーは挑戦できるのか。
そして、開催日時や過去の挑戦企画との違いはどうなのでしょうか。
そこで、アベマで放送される那須川天心さんへ挑戦企画について詳しく調べてみました。
プロボクサーが挑戦できるのか、開催日時に過去の挑戦企画はどんなのだったのか振り返ります。
那須川天心のプロフィール
まずは那須川天心さんの事をご存じない方のためにプロフィールをご用意しました。
こちらをお読みいただけば、那須川天心さんが偉大なファイターであることが、お分かりいただけるはずです。
reversalの新作
TOKYO ULTIMATE Tシャツ
良いですよね〜♪
オリンピックも迫ってきたなぁ#rvddw pic.twitter.com/ule2po0zOc— 那須川 天心 (@TeppenTenshin) 2019年4月10日
・那須川 天心(なすかわ てんしん)
本 名:那須川 天心
通 称:神童、キックボクシング史上最高の天才
階 級:バンタム級・フェザー級(RISE)、スーパーバンタム級・フェザー級(ムエタイ)、フライ級(総合格闘技)
誕生日:1998年8月18日(20歳)
出身地:千葉県
身長:165cm
体重:55kg
スタイル:極真空手、キックボクシング、ボクシング
プロキックボクシング戦績
総試合数:28
勝ち:28
KO勝ち:21
敗け:0
引き分け:0
無効試合:0
那須川 天心(なすかわ てんしん)さんはキックボクサーで総合格闘家です。
TARGET/Cygamesに所属しています。
現RISE世界フェザー級王者で現ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王者でもあります。
血液型B型です。
アマチュア時代から『ジュニアのパウンド・フォー・パウンド』と評され、プロ転向後も多くの試合でダウンを奪うなどKO率が高いことで有名です。
16歳でBLADEとRISEの王座を、17歳でISKA世界王座を獲得。
18歳でムエタイ二大殿堂ルンピニー・スタジアム現役王者に1ラウンドKO勝ちを果たし、19歳で2階級上のムエタイ王者に勝利した実績を持っています。
これらの実績から『神童』『キックボクシング史上最高の天才』と称されるようになり、得意の左ストレートは『ライトニング・レフト』の異名を持っています。
那須川天心さんは自身のツイッターで現状をこの様に語っています。
今自分は強くなっている。
実感出来ることが嬉しいです。
毎日の繰り返しが自信になるし
練習していることがそう思わせてくれます。
TEAMの皆さんに感謝します。
明日もやる!!
出来ないことは無い!
thank you Joe!!#チームで勝つ#teppengym#cygames#rvddw pic.twitter.com/TfuTRhQRT9— 那須川 天心 (@TeppenTenshin) 2019年4月11日
アベマ「○○に勝ったら1000万円」とは?過去の挑戦企画はこれ!
アベマ「○○に勝ったら1000万円」とは、AbemaTVが企画する異種格闘技戦です。
これまで3度企画されており、最初に放送されたのは2017年5月7日に配信された、「亀田興毅に勝ったら1000万円」。
当時、既に引退していた亀田興毅さんに、ボクシング・ルールで1人3分3ラウンドを挑戦者が挑むというもの。
格闘技の経験者は候補から外され、元暴走族やホストが相手とされました。
当然ですが亀田興毅さんが負けるはずはありません。
この企画は当たりとなりかなりの話題を呼んだため、第二弾の「朝青龍を押し出したら1000万円」(2017年12月31日配信)、第三段の「亀田大毅に勝ったらお年玉1000万円」(18年1月1日配信)に繋がります。
そして第四段として企画されたのが「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」ということになります。
【那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円】
AbemaTV「○○に勝ったら1000万円」シリーズの第四段が「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」です。
那須川天心さんは現役のキックボクシング王者ですが、今回の企画ではボクシング・ルールが適用されます。
キックは禁止というわけですね。AbemaTVではこのような告知をしています。
■【那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円】AbemaTVで放送決定、挑戦者を大募集!”神童”の新たなる伝説がはじまる!
プロボクサーは挑戦できるの?
今回の「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」募集要項によると、応募資格は「18歳以上で心身ともに健康である男性」となっています。
そのため格闘技経験者、とりわけプロボクサーが応募できるように見えたので、かなり話題を呼びました。
実際にはどうなのかというとプロボクサーは応募できません。
日本のプロボクサーはJBC(日本プロボクシングコミッション)に所属しています。
そしてJBCは異種格闘技戦への出場を認めていません。
那須川天心さんはプロのキックボクサーですから規定に抵触してしまいます。
もし仮にプロボクサーが強行出場した場合は、最悪ライセンスが剥奪されてしまいます。
どうやら企画をしたAbemaTVサイドは、これらのことを知った上で応募資格を決めたようですが、ここで思わぬ伏兵が現れることになります。
名乗りを上げたボクサー挑戦者とは!?
実は応募に応じたプロボクサーが二人、現れました。
「え?ライセンスはどうなるの?」と心配する声が聞こえそうですが、応募したプロボクサー達はJBCに所属していないフリーランスのプロボクサー、中村優也(28)さんと恵良敏彦(44)さんです。
中村優也さんはフィリピンのライセンスでWBCアジアバンタム級王者になった実力者です。
自身のツイッターでは応募した理由について、この様に語っています。
日本のプロボクシング(JBC)関連の人間は出られへん。それわかっててやろ?
そんな条件の面子から選んでボクシングルールで弱い者いじめしてもしゃあないやろ?
だから俺がやったる!
黙って俺を採用しろ!
階級もフェザー級で合わせたる!
観てる人らも企画やなくてほんまもんの試合が見たいやろ? pic.twitter.com/aSBLzkkSWD— 中村優也 Yuya Nakamura (@yuya_boxer) 2019年3月11日
なんとも過激な出場宣言です。
一方の恵良敏彦さんは44歳という年齢ながら、昨年、タイ国第35代フライ級チャンピオンになっています。
現在、アベマサイドは対戦者を選考中です。
最終選考は4月13〜14日にかけて行われるスパーリングだそうですが、この二人が採用されるかどうか見ものですね。
放送日と視聴方法は?
アベマによると「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」の配信日程は現時点では未定ということになっています。
ただし特設ページには「5月1日(水) 19:00 〜 22:00」という記載もあるので情報が錯綜しているようです。
※日程未定※ 那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円
アベマはパソコンもしくはスマートフォンで無料で視聴することが出来ます。
パソコン環境の場合はグーグル・クロームが推奨されていますが、他のブラウザでも視聴は可能です。
プロボクサーを対戦者から外すのか?
以上、アベマの企画、「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」について見てきました。
アベマサイドは「プロボクサーなんて応募してこない」と高をくくっていた節があります。
そこに二人の現役プロボクサーが応募してきたわけですから、現場は混乱しているかも知れません。
プロボクサーが応募したことは既にツイッター上で拡散しています。
もしも対戦者から外したとなれば、非難の声が那須川天心さんに向けられる可能性があります。
さて、どう言う展開になるでしょうか。