11月も半ばを迎え間もなく年の瀬になろうとしていますが、年末のビッグイベントの一つに冬のボーナスがあります。
前予想では全体的に微増すると見込まれていました。
しかし、業種によっては著しく伸び、過去最高額を記録した企業もある模様です。
一体その業種とは、またその過去最高の金額とはいくらなのでしょうか。
また、ボーナスの額が多い企業や中小企業の平均額や使い道などはどのようなものなのでしょうか。
今回は、冬のボーナス過去最高っていくらなのかや、ボーナスの額が多い企業や中小企業の平均額や使い道などについてまとめました。
経団連による大手企業の冬ボーナス増加のニュース
経団連は、東証1部に上場している大手企業の冬ボーナスの金額の集計を発表しています。
その大手企業の平均は前年度分より微増しており、昨年に続いて過去最高を記録しています。
経団連は14日、大手企業の年末のボーナス(賞与・一時金)妥結額の第1回集計を発表した。回答した12業種82社の平均は前年冬から1・49%増の96万4543円だった。第1回集計としては2年連続で過去最高を更新し、5年連続で90万円を超えた。
業種別では、建設が1・81%増の172万3818円で最も多かった。東京五輪・パラリンピックに向けた建設需要の高まりが影響したとみられる。
次いで自動車が2・31%増の102万3057円で、造船が4・09%増の92万3円と続いた。
引用元:読売新聞オンライン(https://www.yomiuri.co.jp/economy/20191114-OYT1T50239/)
冬ボーナスの過去最高額やボーナス額の多い企業
過去最高を記録したのは建設業であり、その金額は平均で
となっています。
来年の東京五輪・パラリンピック開催を前にして建設需要が高まった為と言われており、前年度に比べて30,582円増加しています。
ちなみに各業種の冬ボーナスの額(円)と前年比(%)は以下の通りであり、総平均では「964,543円増加」、「1.49%増加」とされています。
紙・パ ル プ……………… 651,165(△ 0.74)
化学( 硫 安 含 む )…… 918,623(1.15)
セメント………………… 745,429(△ 2.23)
鉄鋼……………………… 760,814(△ 1.65)
機械金属………………… 622,819(△ 3.92)
電機……………………… 896,571(0.67)
自動車………………… 1,023,057(2.31)
造船……………………… 920,003(4.09)
建設………………………1,723,818(1.81)
参考:2019年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)(http://www.keidanren.or.jp/policy/2019/100.pdf)
中小企業の冬ボーナスの平均額
大企業においては全体的に増加傾向ではあります。
では、中小企業ではどのような結果が出てきているのでしょうか。
中小企業に対するリサーチはほとんど行われていない模様です。
では、中小企業の貴重な資料となる「大阪シティ信用金庫」が行っている中小企業約1000社へのアンケート結果を見てみましょう。
2018年の記録では、
参考:大阪シティ信用金庫(https://www.osaka-city-shinkin.co.jp/houjin/pdf/2018/2018-11-28.pdf)
となっています。
大手企業と中小企業の冬ボーナス額の違いによる意識
現状では中小企業の冬ボーナス額について増傾向となる情報はあまり確認できません。
中小企業に関しては、去年とあまり変わらないのではと見られています。
2019年2月に日経新聞が行った政府の「戦後最長の景気回復」発表についてのアンケートでも、
◯「実感していない」…78%
との結果を出しています。
この「実感していない」78%という数字は、国内企業の総従業員の内70%が中小企業に勤めているという事実にある程度合致していると考えられます。
やはり大企業と中小企業の差はかなり深いと見ていいでしょう。
冬ボーナスの使い道
冬ボーナスはどのような使い道が多いのでしょうか。
ポイントサービス「Ponta」を展開している株式会社ロイヤリティマーケティングは毎年冬ボーナスの使い道についてアンケートを行っています。
2019年は9月26日から10月1日に掛けて行われており、以下がその結果となります。
2位…旅行(宿泊)(11.3%)
3位…外食(5.6%)
4位…食品(4.8%)
5位…財形貯蓄(4.2%)
6位…衣服(3.9%)
7位…ローンや借入の返済(2.7%)
8位…旅行(日帰り)(1.9%)
参考:株式会社ロイヤリティ マーケティング(https://www.loyalty.co.jp/storages/pdf/191030.pdf)
冬ボーナスの使い道である預貯金の詳細
アンケート結果を改めてみると、やはり貯金・預金が圧倒的多数を占めていることが判ります。
14年からほぼ毎年ずつその割合が増えており、増加傾向にあると言えるでしょう。
また、貯金・預金を選んだ方の内53.9%以上の方は、支給金額の半分以上を預貯金に使う予定であることも明かしています。
今年の冬ボーナスのまとめ
大企業の冬ボーナスの額は過去最大ではありますが、中小企業の額は去年とほとんど変わらない見込みです。
また、使い道も預貯金が断トツで1位という結果になりました。
とは言え、自分や家族が楽しめるような使い方をすることもボーナスの使い道としては有益でありますし、そういった方向に使うことも大事です。
しっかりとした使用計画を元に、ボーナスを使うことを心掛けたいですね。
今回は、冬のボーナスで過去最高の金額や、ボーナスの額が多い企業、中小企業の平均額や使い道などについてまとめました。
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