2018年の間に韓国への旅行者が増加したとの調査結果が発表されました。
韓国と言えば芸能系コンテンツが特に強い印象が持たれています。
特に若者にはBTSやTWICEを筆頭としたK-POPアイドルが人気で、中高年の方には主にBS放送で放映されている韓流ドラマの影響を受けて、タイトルごとの地方撮影地などが人気の模様です。
物価や食事も日本人に受け入れやすいと言われていますが、実際の状況が気になるところです。
そこで、今回は「韓国へ旅行者増加!K-POPや韓流ドラマの影響?景色や物価、食事も理由の一つ?」と題して、韓国旅行の現状について調べてみました。
韓国への旅行者増加の理由
韓国旅行と言えば、20年くらい前はソウルだけのイメージでした。
プサンですら、いかれる方は少なかったです。
しかし、最近ではプサンもそうですが、テグ、済州島、チュンチョンなど、食やドラマのロケ地見学など観光地が多様になってきました。
済州旅行記 🔹カフェ編🔹
済州市涯月(エウォル)にある人気のカフェ「ハイエンドゥ済州 #하이엔드제주」🌴 目の前に広がる穏やかな海を見ながら過ごすティータイムは格別です🌅
済州市 涯月邑 涯月北西キル56 (제주시 애월읍 애월북서길 56) pic.twitter.com/p4MQieYJoD
— 韓国観光公社-VisitKorea (@twittkto) 2019年3月17日
なぜ、韓国旅行の観光地が多様になってきたのでしょうか。
韓流ドラマの影響
様々な理由が考えられますが、その一つとして韓流ドラマの影響は非常に高いです。
先に述べた「チュンチョン」は冬のソナタのロケ地です。
日本人が冬のソナタを知らなかったら、果たしてチュンチョンに行く機会はあったでしょうか。
そして、ドラマの影響でチュンチョンに行かれた方々は、SNSや口コミで周囲に情報が伝わり、さらに韓国に行く人が増えるという結果につながっている模様です。
韓流ドラマに出てくる韓流スターの影響
ドラマのロケ地として放置していても人が集まりやすい状況を作っていますが、韓国は韓国観光公社と言う公社を通じて、ドラマ後も地元の方と協力してプロモーションを積極的に行っています。
また、韓国観光公社はプロモーションの際は、積極的に韓流スターを採用して活動を行っています。
韓流スター好きの方々は、これらの相乗効果も相まって、韓国各地へ旅行に行くキッカケになっている模様です。
K-POPの影響
そして、小中高生に絶大な人気を誇っているのがK-POPです。
日本国内では色々と物議を醸す事もある反面、小中高生を中心に絶大的な人気を誇っていることも事実です。
以前は、BIGBANG、少女時代、KARAなどアイドルが、大人を中心にK-POP人気をけん引していました。
しかし、現在はBTS(防弾少年団)やTWICEを中心にK-POP人気をけん引しています。
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小中高生に人気があるという事は、いずれ大人になったときに韓国に旅行に行きたくなるのは自然な流れですし、誰かが韓国に行くと聞いた際には、韓国のお土産(お菓子やアイドルグッズ等)を頼まれるのも自然な流れでしょう。
景色や物価に食事
訪韓観光客を向かい入れる、韓国の現状は20年前とは様変わりしています
その様変わり方はソウルだけにあらず、プサンやテグなど地方都市にも波及しています。
景色が様変わり
まず、ソウルでは地下鉄で駅名が変わった駅があります。
以前は、東大門公園運動場と言われていた駅が、現在は東大門歴史文化公園駅と言う駅名に変わりました。
さらに驚くことに、駅名が変わっただけでなく景色も様変わりしました。
以前は野球場があった場所に現代建築物が立っており、以前の景色を知っておられる方は、様変わり方にビックリされるレベルです。
その他、地方都市もプサンは新幹線開通で駅前の景色が変わり、テグもバス停に集まるバスばかりの景色から地下鉄の整備に伴う駅前再開発で景色が様変わりしています。
日本の街の景色で例えるならば、大阪梅田の再開発をもう少し規模を大きくした再開発ぶりに感じます。
物価上昇
ソウル中心地の物価は、確実に東京の物価と同じかそれ以上です。
以前でしたら、日本人価格と言う価格だったのでしょうが、韓国の方の賃金上昇に伴って物価も上がっています。
しかし、ソウルの中心地以外は、日本と同じような物価です。
首都の中心地から離れれば物価が下がる構図は、日本も韓国も同じです。
食事以上にカフェが変わった
20年前に韓国でケーキを食べたいと思っても、おいしいケーキとコーヒーを提供してくれるお店は数少なかったです。
ソウルで話題の街 #益善洞 🍴カフェ編🍴
街の雰囲気に溶け込んだ 「#동백양과점/トンベック洋菓店」。人気は何と言ってもフワッフワのパンケーキ🍓 平日でも行列必死ですが、待つ甲斐ありの美味しさです😋
ソウル市 鍾路区 益善洞166-73 (서울 종로구 익선동 166-73) pic.twitter.com/AeR0P7oCtm
— 韓国観光公社-VisitKorea (@twittkto) 2019年2月26日
しかし、最近は街を見渡す限りカフェばかりです。
いつからカフェばかりになったかは不明ですが、カフェの普及が影響したのかどうか不明ですが、どのお店に行ってもおいしいケーキとコーヒーが食べられるようになりました。
食事は以前と変わらず、おいしい韓国料理が食べられます。
訪韓観光客との訪日観光客増加の構図が似ている
以上の事について、韓国に訪韓観光客が増える理由と、日本に訪日観光客が増えている理由と重なるところが多々あることに気づかれている事でしょう。
日本人以外の訪日観光客の方々、特にリピーターになればなるほど、日本の文化をさらにさらに見たいと思われて来日されます。
きっと、そこに面白く感じる何かがあるからでしょう。
それが逆の立場になった時、K-POPアイドルや韓流ドラマの影響を受けた日本人の方々が起こす行動も、ほぼ同じような行動を取られています。
この事から分かることは、自国以外の人が見聞きしても興味が惹きつけられやすいコンテンツを持った国は、自然と人が集まりやすくなるという事です。
以上の視点から見ると、先に発表された、2018年の間に韓国への旅行者が増加したとの調査結果は、芸能・文化コンテンツが与える影響の凄さを改めて感じる結果として捉えられました。