第70回全国植樹祭が愛知県森林公園で開催されました。
そこに、天皇陛下と皇后の雅子さまはご公務としてこの植樹祭に出席されました。
その様子を宮内庁はfacebookなどで御写真などを発信しているのでしょうか。
そこで、今回は全国植樹祭に出席された雅子さまにスポットを当てて、その御回復の御様子や宮内庁発信の御写真やfacebookはあるのかなどについてまとめました。
雅子さまが出席した全国植樹祭
雅子さまが出席した全国植樹祭は今回で70回目となるもので愛知県で開催されました。
愛知県での全国植樹祭は1979年5月27日以来、40年ぶり2回目の開催となります。
天皇皇后両陛下は第70回全国植樹祭に出席されるため、6月1日にJR名古屋駅に降り立ちました。
はじめての地方公務ということもあり駅前には多くの人々が両陛下のお姿を見ようと集まりました。

両陛下の出で立ちは天皇陛下が紺のスーツに空色がかった薄いグレーのネクタイ。
雅子さまは天皇陛下のネクタイの色に合わせたかのような、空色がかった薄いグレーのジャケットとパンツスーツ姿でした。
両陛下のお姿はあたかも爽やかな風が吹いているかの様でした。
全国植樹祭とは
・全国植樹祭
全国植樹祭(ぜんこくしょくじゅさい)は、国土緑化運動の中核的な行事として、1950年に山梨県で第1回が開催されて以来、毎年春から初夏にかけて開催されています。
国土緑化推進機構と開催都道府県が主催者で、大会会長は衆議院議長が務めています。
大会式典では、天皇陛下の「お言葉」、天皇皇后両陛下による「お手植え・お手まき」行事、県内外の参加者による記念植樹、国土緑化運動ポスターコンクール等の表彰行事、大会宣言が行われることが恒例となっています。
全国植樹祭のは国民体育大会・全国豊かな海づくり大会・国民文化祭と並び「四大行幸啓」の一つに位置付けられています。
全国植樹祭での天皇陛下のお言葉
全国植樹祭ではかつては天皇陛下がお言葉を述べられるのが通例でした。
しかし11年前から現在の上皇陛下の公務削減のため取りやめていました。
今回、愛知県側の要望を受け入れる形で天皇陛下はお言葉を述べられました。
そのお言葉がこちらとなります。
第70回全国植樹祭 令和元年6月2日(日)(愛知県森林公園)
第70回全国植樹祭に当たり,ここ「愛知県森林公園」において,全国から参加された皆さんとご一緒に植樹を行うことを喜ばしく思います。
今,こうして,初めて全国植樹祭に臨み,国土緑化の中心的行事として,70年にわたり開催されてきた歴史の重みと,国土緑化に長い年月を掛けてこられた先人の努力に思いを馳せ,感慨を覚えます。
我が国は,国土面積の三分の二を森林が占める世界有数の森林国です。
健全な森林は,木材を始めとする林産物の供給のみならず,清らかな水,豊かな実りをもたらす大地や海を育み,さらには地球温暖化防止や生物多様性保全にも大切な役割を果たすなど,私たちに様々な恩恵をもたらしてくれる国民共通の財産といえます。
こうした,森林のかけがえのなさを思うとき,その保全はもちろんのこと,森林を伐採して利用することに伴い,再び苗木を植えて育てることを通じ,健全な森を次世代のために造っていくことは,私たちに課せられた大切な使命であると考えます。
ここ愛知県においては,林業の活性化や都市部における木材の利用,さらには,山から街まで緑豊かな愛知の実現に向けた,森と緑づくりを進める取組がなされていると聞き,うれしく思います。
そして,本日表彰を受けられる方々を始め,日頃から各地域において森林や緑づくりに尽力されている全国の皆さんに敬意を表し,そうした活動が,多くの人々によって支えられ,更に発展していくことを期待します。
この度の大会テーマである「木に託す もり・まち・人の あす・未来」にふさわしく,木材の利用や健全な森林づくりの輪が,ここ愛知の地から全国へ,そして未来に向けて大きく広がっていくことを願い,私の挨拶といたします。
引用元:宮内庁ホームページ(http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/48#162)
雅子さま七宝焼の花瓶との再会
天皇皇后両陛下は全国植樹祭の前日の6月1日に「あま市七宝焼アートヴィレッジ」を訪問されました。
そして高さ1.5メートルの最大級の七宝焼の壺「間取り花鳥文大花瓶」に目を留められます。
この壺は明治時代にフランスに輸出され、約30年ほど前に買い戻されたものです。
そしてじつは皇后陛下がこの壺をご覧になるのは二度目のこと。
2005年愛知万博を視察された際にもご覧になっています。
当時の雅子さまは1年前に適応障害と診断されていて、1年8ヶ月ぶりに病を押して地方公務に臨まれていたのです。
それ以来の再会ですから皇后陛下にとっては感慨深いものがお有りかもしれません。
雅子さま、御回復の兆し
今回、皇后陛下は「ご出席はご体調次第」とされたレセプションパーティーにもご出席されました。
これまでの植樹祭のレセプションパーティーでは、上皇上皇后両陛下は金屏風の前に立って招待客と懇談されていました。
ところが天皇皇后両陛下は招待客の中に分け入り、30分に渡り懇談されたのです。
適応障害という病の性質からは大勢の人と身近に接するのは困難とされてきたので、皇后陛下のご回復ぶりには驚かされました。
昨年、秋の園遊会には全行程をご出席になっておられるので、ご体調は安定しているようです。
宮内庁は雅子さまの御写真などを載せているfacebookを発信している?
安倍総理や首相官邸は公式のフェイスブックアカウントがあり、様々な情報を発信しています。
宮内庁はツイッターやフェイスブックなどのSNSアカウントは持っているのでしょうか。
じつは宮内庁は公式ホームページ(http://www.kunaicho.go.jp/index.html)はありますが、SNSのアカウントは持っていないんです。
宮内庁は皇族方の写真の公開にも様々な条件を付けています。
天皇陛下は皇太子だった2017年6月、デンマークのコペンハーゲンで市民とのセルフィー(自撮り)に応じられています。
雅子さまは順調に回復されている
以上、第70回全国植樹祭にご出席された皇后である雅子さまについて見てきました。
昨年秋ごろから順調に回復されている御様子が伺えます。
地方公務を粛々とこなされる天皇皇后両陛下には、ご自愛いただき長くお努めをしていただきたいと思います。
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