21日に大リーグのシアトルマリナーズに所属するイチロー選手の、プロ野球選手としての現役引退の表明がありました。
イチローさんへのその大いなる功績を称えるとともに、イチローさんの今後の活動について注目が集まっています。
45歳であり、まだまだ色んな分野で一線級の活躍を期待できるイチローさんに対して、各テレビ局は出演依頼を山のように寄せているようです。
その中にはNHKの大河ドラマの出演依頼もある、という噂もあります。
今回は、イチローさんの功績と今後の活動について纏めてみました。
イチロー選手の引退
先週21日に東京ドームで行われた、アスレチックスとの開幕第2戦の後の記者会見で、引退並びに今までの野球人生についてや、今後の活動等について発表がありました。
引退に際して、イチローさんらしく淡々とした態度で会見に臨んでいます。
現役生活に対して思い直すことはないか、との質問に「あろうはずがない」と力強くコメントし、戦い続けた28年の現役生活や妻の弓子さんを初めとしてお世話になった方達に、感謝の気持ちを言葉にしています。
今後は未定
そして、今後の活動に対して、「監督になることだけはない」としながら、直接的な明言はしていません。
精根かけてやってきた野球に対する代わりのものを、すぐには用意できないのかもしれません。
マリナーズのスコット監督もまた、イチローの今後について「まだ何も決まっていない」と発言しています。
マリナーズの特別コンサルタント
マリナーズのジェリー・ディポトGMは、イチローさんに対し「球団特別コンサルタント」としての地位を用意するつもりだ、と発言しています。
球団の長らくの功労者であるイチローさんに敬意を払っている、ということなのでしょうね。
最も、ポーズにすぎない、という意見もあり、あまり考えすぎる必要はない話かもしれません。
監督はない
打つだけでなく、投げる、走る、の分野でも、超がつくほどの一流であるイチローさん。
ただ、他の選手の指導やチームとしての在り方などを決定する監督という立場に立つには、「人望が足らない」と発言しています。
また、イチローさんは独自の方法と目標を定め、それを貫こうとするストイックなスタイルの持ち主です。
そしてその方法はまた独特な方法であり、それを他の選手に教えることは難しい部分もあるかもしれません。
この辺は、天才バッターであった長嶋茂雄さんと似たような所があるのではないでしょうか。
長嶋さんの言葉
かつて長嶋さんは、大リーグへ挑戦するイチローさんに対し、次の言葉を送っています。
「イチロー君へ 野生のような鴨になれ」
…申し訳ありませんが意味が解りません。
しかし、素晴らしい、の一言に尽きますね。
大河ドラマに出演?
そんなイチローさんに対し、日本のテレビ局はこぞって出演のオファーを掛けているようです。
あれだけのスーパースターであった以上、それは当然でしょうね。
球団やイチローさんの代理人あてに、依頼が殺到しているようです。
情報番組やスポーツ番組のオファーも当然ありますが、面白いのは「俳優」としての依頼もあるという噂です。
それもNHKの大河ドラマの出演です。
来年放送予定の長谷川博己主演の大河ドラマ『麒麟がくる』に石田三成役としてオファーが行われているというものです。

実は役者経験あり
今まで野球選手だったイチローさんにいきなり大河ドラマのメインキャストの依頼が?と驚く人も多いでしょうが、実はイチローさんは役者としてテレビドラマに出演したことがあるのです。
それもなんと「犯人役」で!
2006年のお正月に放送されたフジテレビの名作刑事ドラマである「警部補 古畑任三郎」で犯人役として出演しているのです。

元々、古畑任三郎の大ファンであるイチローさんは脚本家の三谷幸喜さんからのオファーに喜んで応じ、見事に演じ切ったのでした。
犯人ながらフェアな行動をモットーとし、殺害する相手や古畑相手に、むしろ揺るぎない自信を持って対峙しています。
セリフなども完全に覚えてきて行っており、古畑役の田村正和さんが「役者の鑑」だと絶賛したイチローさんが出ている回は、古畑任三郎の全43回のエピソードの中でも歴代7位の高視聴率を記録しています。
一芸は百芸に通じる、とは言いますが、まさにそれを象徴する話ですね。
目標
とは言え、これらはまだまだ噂の段階を現状では脱していません。
そもそもイチローさんは、好きなことにはとことん追求するけどそれ以外には頑として動かない面もあり、お金や名声で動くことはないでしょう。
彼が動くとしたら、まさに情熱を持って当たる以外になく、そして彼にとって何らかの意義があるものでなければならないでしょう。
イチローさんは目的に向かってとことん努力をする人間であり、それはまさにイチローさんが死ぬまで続けられることでしょう。
そんな彼にとって何よりも大事なのは、自分を高める為の「目標」であり、一歩一歩着実に進むことによって得られる「成長」なのではないでしょうか。
今後、彼は一体どのような分野を選び、そしてどんな努力を経て、それに対してどんな功績を残すのか、今から期待してしまいますね。
今後もますますの活躍を期待
28年間の長い野球選手としての活躍は日米ともに目を見張るものがあります。
そしてその野球の世界を離れても、彼のストイックな精神はまた新たなる目標を見つけ、それに向かって邁進していくことでしょう。
今後のイチローさんの行動もまた素晴らしいものがあると期待します。
