ノーベル化学賞を日本人受賞!リチウム電池開発の吉野彰氏の経歴や選ばれた理由は?

旭化成名誉フェローの吉野彰氏がリチウムイオン電池開発の功績を認められノーベル化学賞を受賞しました。

吉野彰氏はどのような経歴でノーベル化学賞を受賞するに至ったのでしょうか。

リチウム電池開発においては、共同受賞となった2人の研究者もいました。

そこで今回は、ノーベル化学賞を日本人受賞したことや、対象となったリチウム電池開発の吉野彰氏の経歴や選ばれた理由をまとめました。

ネットの反応も合わせて取り上げています。

ノーベル化学賞日本人受賞を伝える報道

まずはノーベル化学賞受賞を伝える報道から見ることにしましょう。

吉野彰氏にノーベル化学賞 リチウムイオン電池を開発

スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2019年のノーベル化学賞を、リチウムイオン電池を開発した旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)ら3氏に授与すると発表した。

小型で高性能の充電池として携帯型の電子機器を急速に普及させ、IT(情報技術)社会の発展に大きく貢献した功績が評価された。

他の受賞者は米テキサス大教授のジョン・グッドイナフ氏(97)、米ニューヨーク州立大ビンガムトン校特別教授のスタンリー・ウィッティンガム氏(77)。

吉野氏はビデオカメラなど持ち運べる電子機器が普及し、高性能の電池が求められていた昭和58(1983)年にリチウムイオン電池の原型を開発した。

ノーベル化学賞を受賞した白川英樹筑波大名誉教授が発見した電導性プラスチックのポリアセチレンを負極の材料に使い、これにグッドイナフ氏が開発したコバルト酸リチウムの正極を組み合わせて作った。

ウィッティンガム氏は1970年代初め、世界で初めて電極材料にリチウムを用いた電池を開発した。

引用元:産経新聞 2019.10.9 18:51(https://www.sankei.com/life/news/191009/lif1910090035-n1.html)

リチウムイオン電池がなければ今日のスマホ社会は来ませんでした。

ノーベル化学賞の受賞は今後の日本の化学分野の推進力になると考えられます。

ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏の経歴

ここで吉野彰氏の経歴を見てみましょう。

・吉野 彰


生 誕:1948年1月30日(71歳)
出身地:大阪府吹田市
出身校 京都大学工学部研究分野:電気化学、二次電池
研究機関:旭化成、エイ・ティ・バッテリー、名城大学
学 位:大阪大学 博士(工学)
称 号:旭化成 名誉フェロー
主な業績:リチウムイオン電池の開発
学 会:日本化学会、電気化学会、高分子学会、Electrochemical Society
主な受賞歴:紫綬褒章、チャールズ・スターク・ドレイパー賞、日本国際賞、ノーベル化学賞

吉野 彰(よしの あきら)は、電気化学を専門とする日本のエンジニア、研究者。

大阪大学博士(工学)、旭化成名誉フェロー。

携帯電話やパソコンなどに用いられるリチウムイオン二次電池の発明者の一人。

エイ・ティーバッテリー技術開発担当部長、旭化成 イオン二次電池事業推進室・室長、同 吉野研究室・室長、リチウムイオン電池材料評価研究センター・理事長、名城大学大学院理工学研究科・教授、九州大学エネルギー基盤技術国際教育研究センター客員教授などを歴任。2019年10月、ノーベル化学賞受賞が決定した。福井謙一の孫弟子である。

引用元:ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E9%87%8E%E5%BD%B0)

吉野彰氏が旭化成に入社したのは1972年4月です。

そして旭化成に入社以来、ずっとリチウムイオン電池の開発に携わってきました。

1980年代初頭にはリチウムイオン電池の試作が完成し、1980年代後半には商品化が始まり、1990年代以降は様々な商品に採用されることになります。

ノーベル化学賞に選ばれた理由は?

今回のノーベル化学賞の受賞理由は「リチウムイオン電池の開発」です。

選ばれた3人の研究者はその開発に深く関わった方々です。

1970年代、スタンリー・ウィッティンガム氏が世界で初めてリチウムを電極に使う二次電池(繰り返し充電出来る電池)を開発しました。

しかし、爆発や発火の危険があり、そのままでは実用化出来ませんでした。

その後、ジョン・グッドイナフ氏がリチウムイオンを含んだ酸化物を正極(+)にすると電圧を高く出来ることを発見しましたが、爆発の不安はそのままでした。

その問題を解決したのが吉野彰さんになります。

ノーベル化学賞を受賞した白川英樹筑波大名誉教授が発見した、電導性プラスチックのポリアセチレンを負極(-)の材料に使い、これにジョン・グッドイナフ氏が開発したコバルト酸リチウムの正極(+)を組み合わせて、1983年にリチウムイオン電池の原型を作り上げました。

そして1985年に新型電池の基本特許を申請します。これが今日のリチウムイオン電池全盛へと繋がることになります。

日本人受賞にネットの反応は?

吉野彰氏のノーベル化学賞受賞はネットでも大きな反響がありました。

もちろん称える声が多数ですが、中には少しユニークな声もあったようです。

Twitterから反応を見てみることにしましょう。

日本人受賞への反応@Twitter

ノーベル賞の受賞は様々な分野に影響が及んでいることが分かります。

若い研究者はノーベル化学賞などを受賞出来るのか?

以上、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏について見てきました。

リチウムイオン電池がなければスマホ、デジカメ、パソコン、ハイブリッド車、電気自動車もなかったかもしれません。

いかに偉大な発明だったのかわかります。

基礎研究がなければ受賞もないわけですから、国はもっと研究費と若い研究者のサポートをしてもらいたいです。

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