ポテチショックの対策は万全?相次ぐ天候不良にメーカーの対応策や商品群に変化は?

千葉県を直撃した台風15号の被害は未だ回復しておらず、その威力の様を見せつけています。

台風による被害として有名なのは、建物や建造物以外では農作物に与える影響です。

じゃがいもの生産地として有名な北海道に大型台風が与えた影響による、2017年の「ポテチショック」は今でも語り継がれている有名な社会現象です。

台風などの天候不良によるポテチショックに対し、どのような対策を行っているのでしょうか。

また、じゃがいもを扱う食品メーカーの対応策や商品群に変化はあったのでしょうか。

今回は、ポテチショックに伴う食品メーカーなどの対応策は万全なのかや、相次ぐ天候不良にメーカーの対応策や商品群の変化などはどのようになっているのかについてまとめました。

ポテチショックとは

ポテチショックとは、2016年に大型台風が北海道に直撃したことによって、翌年2017年のじゃがいもの生産量が減少したことにより起きた一連の騒動です。

台風によって北海道の生産土壌環境が悪化し、2017年の国産ジャガイモの生産量が数十パーセント減少したことによって、食品メーカーは十分な量のジャガイモを確保できない事態に陥ります。

ポテトチップスを扱う食品メーカーが、相次いで関連商品を生産中止としており、それによって

◯ポテトチップスがお菓子売り場から消える

◯ネットでとんでもない高値で取引される

などの騒動が起きています。

ポテチショックの名前の由来

日本では主食である「米」が不作によって収穫量が減少することで、様々な騒動が巻き起こるという事態が古くから近年に至るまで確認でき、それらは「米騒動」と呼ばれています。

「ポテチショック」とはこの「米騒動」を改変したものであると言えます。

2017年当時の呟きからも品薄状態が分かります。

ポテチショックの対策

この事態に食品メーカーと政府はショックを受け、対策に乗り出しています。

政府は2018年6月に、温暖化や異常気象による農作物への被害を抑えることを目的とした「気候変動適応法」を参院本会議で可決しています。

気候変動適応法は

◯適応の総合的推進

◯情報基盤の整備

◯地域での適応の強化

◯適応の国際展開等

を概要とし、施行することによって多用な関係者と連携し一丸となって取り組むことができるとしています。

そして国民の生命・財産を守ることへと繋がりを持たせていきます。

参考:環境省_気候変動適応法案の閣議決定について(https://www.env.go.jp/press/105165.html)

では、食品メーカーはどのような対策を行っているのでしょうか。

ポテチショックのメーカーの対策:生産者との連携

ポテトチップスの大手食品メーカーである「カルビー」や「湖池屋」では、生産者と連携することによって対策を練っています。

具体的な内容は次の2点です。

◯ジャガイモ産地の分散

◯ジャガイモの品種改良

産地として北海道のみならず東北や九州地方にも調達先を求めています。

また病気や気候の変化に強い品種への切り替えや、ジャガイモ農家全体の支援に力を入れ今後の対策としています。

ポテチショックのメーカーの対策:商品群の変化

また2017年以降、ポテトチップスの商品や販売方法にも対策が取られています。

まず挙げられるのは、「成型ポテトチップス」です。

普通のポテトチップスはジャガイモを薄切りにし、それを揚げることでポテトチップスにします。

それに対して、成型ポテトチップスではジャガイモを細かい欠片状にした上で、それを固めて揚げることによって製造されます。

この製法はジャガイモの大きさに左右されないものであり、小さいジャガイモであっても食材として利用できます。

それ以外にも保存期間が長いというメリットもあります。

2017年のポテチショックでは、普通のポテトチップスの出荷数減したのに対し、成型ポテトチップスは20%以上の出荷数増との結果になっています。

ポテチショックのメーカーの対策:販売方法

また商品のみではなく、商品の販売方法にも変化が起こっています。

大手食品メーカーである湖池屋では通販サイト「湖池屋オンラインショップ」を開設して、工場から直に消費者のもとへ届けるサービスを開始しています。

出来立ての美味しさを消費者にいち早く届けるというメリットもありますが、現状での需要をさらに高い深度で算出できることにも繋がります。

これも食品メーカー側のポテチショックの対策と言えます。

ポテチショックのメーカーの対策の評価

こうした国や生産者・そして食品メーカー側の努力は少しずつ実り、2017年以降ではポテチショックは起きてはいません。

作付面積の増加などによってジャガイモの確保は十分に行われている模様であり、湖池屋では2018年新春には同社販売のポテトチップスを増量するという企画を行っています。

湖池屋は23日、同社のポテトチップスをそれぞれ10%から20%増量する、と発表した。加工用のジャガイモが不足した昨春の「ポテチショック」から立ち直ったのを受け、「(ショック時にも)変わらず応援してくれたことへの感謝を込めた。恩返しの企画」(小池孝会長)という。

引用元:朝日新聞デジタル(https://www.asahi.com/articles/ASL1R5CMVL1RULFA031.html)

とは言え、現状では2016年ほどの大型台風による被害があった訳ではなく、これらの対策の真の成果は今後の難所をどう乗り切るかで評価されることになります。

今後の、食品メーカーや生産者などの動向に注目が集まります。

今後の天候やメーカーの動向に注目

2017年のポテチショックはかなり大きな被害をもたらした事件でしたが、現状ではその原因の追及による対策はしっかりと行われていると言えるでしょう。

今後も美味しいポテトチップスを食べられることを期待したいところです。

今回は、2017年のポテチショックに伴う食品メーカーなどの対応策や、商品群の変化などについてまとめました。

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