夏の風物詩と言えばスイカや花火などがありますが、それと同時に台風の時期というイメージもあります。
花火大会を始めとする各種イベントで台風の動向は注目されており、私達にとっても常日頃から警戒感が必要です。
気象庁の台風情報の最新の的中率はどれくらいなのでしょうか。
また台風情報を見る際の注意点はどのようなものでしょうか。
そしてツイッターなどで情報は確認できるのでしょうか。
今回は、気象庁の台風情報の的中率や見る際の注意点、ツイッターでの情報確認などについてまとめました。
台風情報の的中率とは
テレビの天気予報などで、予想される台風の進路に沿って丸い円(予報円)が描かれている絵をよく見ることがあります。
この予報円を台風の大きさだと思っている方は多いでしょう。
実はこれは台風の中心が予報円の中に70%で入る、と予測されていることを示しているのです。
時系列の推移によって予報円が大きくなっているのは、時間が経つにつれて予測精度が落ちていったことによるものなのです。
気象衛星やスーパーコンピューターの発達に伴い予測精度は格段に上がってきていますが、現状では計算しきれない部分もあり、不完全な部分が予報円の大きさとして現れているのでした。
台風情報の実際の誤差
台風進路予想は70%の確率で表示されていますが、実際の台風との誤差について気象庁は「台風進路予報の年平均誤差の一覧表」として発表しています。
それらを一部抜粋してみますと、
年…………24時間予報・48時間予報・72時間(単位:km)
2018年……66・112・179
2017年……82・151・248
2016年……79・142・243
2015年……72・119・176
2014年 …101・177・249引用元:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typ_kensho/table_track.html)
となっており、最新の2018年に向かって誤差が年々減少傾向にある、と判断して良さそうな結果と言えます。
台風情報など天気予報の精度の公表
気象庁では公式ホームページで、天気予報の精度検証結果としてその精度を公表しています。
その結果報告は色々な形があり、
◯全国の予報精度の推移グラフ(最近の25年間)
◯地方予報区別(北海道?沖縄)の天気予報精度のグラフ
などで精査・分析されていますので、気になる方はチェックして見ることをお勧めします。
台風情報を見る時の注意点
台風情報を見る時の注意点は、以下の通りです。
上記と一部重なる点も含めて紹介いたします。
◯予報円は12・24時間後に対しては3時間ごとに、48・72時間後に対しては6時間ごとに更新が行われる。
◯予報円が予測時間の増大につれて大きくなるが、それは台風の大きさを表しているものではない。
◯最大瞬間風速は災害の度合いを示す数字になるので、チェックしつつ対応する
などです。
台風情報と気象庁のツイッター
気象庁は公式ツイッターを持っており、報道発表やイベントの案内を中心にアナウンスしています。

気象庁公式アカウント : https://twitter.com/jma_kishou
台風情報に関してもアナウンスされていますが、イベントなどの発表に力点を置いており、普段の日常的な天気に関しては特に発表されていません。
天気に関する予報については、実際の気象庁のホームページから確認する方が良いと言えます。
気象庁が公表する最新の気候やデータ分析
気象庁は最新の気候の情報から、色々なテーマから分析した結果などを公表しています。

気象データ高度利用ポータルサイト : http://www.data.jma.go.jp/developer/index.html
少し一般向けではないかもしれませんが、最新の情報取得やデータ分析などには最適なサイトであり、気になる方は是非閲覧をお勧めします。
気象庁の台風情報を常にチェック
台風6号の影響により、本日27日に予定されていた東京の隅田川の花火大会は中止も検討されていましたが、16時45分になっても中止の発表は出されておらず、まず決行する見込みです。
今後も台風による被害や懸念なども予想されますが、ネットの情報などを使い上手く付き合っていきたいところです。
今回は、気象庁の台風情報の的中率や見る際の注意点、ツイッターでの情報確認などについてまとめました。