天皇皇后両陛下がSNSの利用について検討されている事を女性誌『女性セブン』が報じて話題になっています。
そこで今回は天皇陛下がSNSを利用開始されるのか、また世界の皇室ではSNSをどのように利用しているのかについて調べて気になるところをまとめてみました。
天皇陛下がSNSを利用開始?
まずは件の『女性セブン 2019年7月11日号(小学館)』の記事から見ましょう。
天皇陛下、皇室のSNS活用に前向き 親しい知人に相談も
「天皇陛下が即位を前に、親しい知人に、長い間あたためてこられたであろうアイディアを相談され、意見を求められたそうです。
その内容とは、これから皇室が新時代を迎えるにあたり、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を有効活用することについてどう思うか、というものだったそうです。
陛下のよき相談相手でいらっしゃる雅子さまも、共に真剣にご検討されていると聞いています」
そう語るのはある宮内庁関係者である。
これまで皇室や宮内庁は、公務やイベントを行ったり、新聞やテレビなどのメディアを通じる以外に、活動を国民に知らしめる術を持たず、もちろんSNSのアカウントも作らずにきた。
そんな中での令和新時代の幕開け。
SNSの導入は、「国民の中に入っていく皇室でありたい」とたびたび語られてきた陛下にとって、肝いりの宮中改革かもしれない。
引用元:NEWSポストセブン 2019.06.27 07:00(https://www.news-postseven.com/archives/20190627_1400030.html)
確かに天皇皇后両陛下がツイッターでツイートされたら、国民は皇室をより身近に感じられるでしょう。
世界の王室はSNSを利用しているのか?
現在世界には27の王室が存在します。
この中からヨーロッパの代表的な8つの王室のSNSの利用状況について見てみましょう。
調査対象となるSNSはツイッターとフェイスブックにしました。
イギリス
イギリス王室は公式のオフィシャルサイトの他に、ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、リンクトインなどのSNSを開設しています。
また公式のユーチューブチャンネルもあります。
SNSの利用に関してはイギリス王室が最も積極的かもしれません。
■ツイッター
Royal Family Twitter(エリザベス女王のアカウント)
The Queen celebrates all faiths, and many of her engagements reflect the religious diversity of the UK and Commonwealth. pic.twitter.com/xuxS2YAIzk
— The Royal Family (@RoyalFamily) 2019年6月25日
Clarence House Twitter(チャールズ皇太子とカミラ夫人のアカウント)
🤝 638 official engagements
🌆 82 UK towns
🌏 14 countries
⛪ 2 weddings
👶🏼 1 new grandchildFrom overseas tours & celebrating charitable achievements to Royal weddings and 70th birthdays, see The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall's year, from April 2018 – March 2019. pic.twitter.com/6wcZTnkCO4
— Clarence House (@ClarenceHouse) 2019年6月25日
Kensington Palace Twitter(ウィリアム王子キャサリン妃一家とハリー王子のアカウント)
The Duke officially opened @aktcharity's new services centre in Hoxton, which will host drop-in sessions for young people and grow its youth engagement offering.
Visit akt's website to find out more about their work 👉 https://t.co/EgjpnOJKOX pic.twitter.com/9Kd9Zsb2aQ
— Kensington Palace (@KensingtonRoyal) 2019年6月26日
■フェイスブック
The British Monarchy Facebook(イギリス王室のフェイスブック)

モナコ
現在のモナコ公国の大公はアルベール2世大公ですが、ツイッターとフェイスブックには、アカウントを見つけることが出来ませんでした。
ベルギー
ベルギー王室は公式のツイッターとフェイスブックはありますが個人ではSNSの利用はしていないようです。
■ツイッター
Belgian Royal Palace
L’Académie de football d’Acakoro, soutenue par l’@UNICEF, vise le développement intégral de l’enfant par la pratique du sport. Lors de cette visite, des maillots de nos Diables Rouges ont été remis aux enfants.@acakoro @BelRedDevils #RoyalvisitUNICEFKenya #BelgianRoyalPalace pic.twitter.com/bzsPmI8zdH
— Belgian Royal Palace (@MonarchieBe) 2019年6月26日
■フェイスブック
Belgische Monarchie Monarchie belge Belgian Monarchy

ヨーロッパ王室はSNSで公式が情報発信
ヨーロッパ王室は個人でSNSに情報発信と言うよりは、王室の公式という形で運営している国が多い印象です。
投稿者のアイコンがカッコいい。
続いて、オランダやスペインも見ていきましょう。
オランダ
オランダ王室も公式のツイッターとフェイスブックがあります。
■ツイッター
Koninklijk Huis
Koning Willem-Alexander opent waterstofinstallatie HyStock van @Gasunie in Veendam. De installatie zet duurzame stroom om in groene waterstof, met als doel het ondergronds op te slaan. Waterstof kan zo een rol spelen in een duurzame, CO2-neutrale toekomst. https://t.co/SX1HMtEHO4 pic.twitter.com/a5Hj6mE32a
— Koninklijk Huis (@koninklijkhuis) 2019年6月26日
■フェイスブック
Het Koninklijk Huis

スペイン
スペイン王室は公式のツイッターアカウントを持っています。
フェイスブックにはアカウントはないようです。
■ツイッター
Casa de S.M. el Rey
Los Reyes presiden la reunión anual con los miembros de los Patronatos de la Fundación Princesa de Asturias. https://t.co/hPQVze3I9R pic.twitter.com/M4z5gH99sF
— Casa de S.M. el Rey (@CasaReal) 2019年6月26日
スウェーデン
スウェーデン王室は公式のオフィシャルサイトはありますが、ツイッターやフェイスブックにはアカウントを見つけることが出来ませんでした。
デンマーク
デンマーク王室には公式のフェイスブックがあります。
■フェイスブック
Det danske kongehus

ノルウェー
現在のノルウェー国王はハーラル5世国王ですが、王室のオフィシャルサイトはないようです。
ツイッターやフェイスブックにもアカウントは見当たりません。
SNSを積極的に利用しているのはイギリス王室
以上、天皇陛下のツイッター利用の可能性と、ヨーロッパの代表的な王室のSNSの利用状況について見てきました。
積極的に活用しているのはイギリス王室ですね。
ハリー王子はツイッターには熱心ではありませんが、インスタグラムにアカウントを持ち、積極的に投稿しています。
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