ヤフーは電子マネー事業である「ヤフーマネー」を、ソフトバンクと合弁により設立したpaypayに継承する予定であると発表して話題になっています。
秋頃から統合開始とされ、現在その移行作業を行っている模様です。
さて、このpaypay。
果たしてヤフオクの売上も引き出せるのでしょうか。
また、現在ペイと呼べるものはどのくらい種類があるのでしょうか。
今回は、ヤフーマネーがpaypayに統合するニュースやヤフオクの売上paypayからを引き出せるのか、現状ペイの種類は何種類あるのか等についてまとめました。
ヤフーマネーとpaypayとは
ヤフーマネーとpaypayについてのニュースですが、両者について違いが分かりづらいという方もいらっしゃるかもしれません。
まず最初に、paypayとヤフーマネーの違いについて紹介します。
paypayとは
paypayとは電子決算サービスの一つです。
ヤフー株式会社とソフトバンク株式会社の合弁により、2018年6月15日に「PayPay株式会社」設立され、その中の事業として行われています。
インド最大の決済サービス事業者であるPaytmと連携し、2018年10月にQR・バーコード決済サービスを開始しています。
設立以来、順調に事業を展開していき、2019年4月の時点で800万人のユーザーが確認されています。
paypayの設立経緯
ヤフー株式会社はヤフージャパンの有料サービスの決済を管理するサービスとして「ヤフーウォレット」のサービスを持ち、2016年の時点で国内最大クラスである3300万人のユーザー登録数を擁していました。
そして2018年頃から始まったリアル店舗決済の流れに参入しようとし、ソフトバンクと連携してPayPay株式会社を設立した、という経緯になります。
そして2018年12月、2019年5月に購入金額がチャージ残高としてキャッシュバックされる還元額100億円のキャンペーンをそれぞれ行い、その知名度とユーザー数は爆発的に増加しました。
ヤフーマネーとは
ヤフーマネーとはヤフーが提供している電子マネーサービスです。
2016年5月26日よりヤフーウォレットの新しい決済方法として開始されています。
こちらもpaypayと同じ電子マネーサービスですが、こちらの使用用途は
◯ヤフーショッピング
◯オンラインショップ「LOHACO」
となっており、いわゆるオンラインでの決済サービスとなります。
つまり、ヤフーは現在の所、「paypay」というオフラインと「ヤフーマネー」のオンラインの二つの電子マネーサービスを持っていることになります。
paypayがヤフーマネーから事業引き継ぎのニュース
6月28日にヤフーは、ヤフーマネーの事業をpaypayに統合すると発表しています。
paypayが事業継承のための許認可が下りることを前提としており、ヤフーマネーをpaypayに統合し、現在ののヤフーマネーユーザーの残高はpaypayに移行するとのことです。
これにより、オンライン「paypay」とオフライン「ヤフーマネー」の決済方法が共通化し、より便利に使いやすくなり、さらにpaypayの規模を拡大していくのが狙いと見られています。
paypayでヤフオクのやりとり
またヤフオクでの売り上げについての扱いは、これより前の6月3日に、既に対応できるサービスが始まっています。
商品代金のお支払い・受け取りに対しpaypayが対応できるとして、売上金をpaypayにチャージすることが可能となっています。
このサービスはヤフーショッピングやLOHACOでの支払いも含まれており、今回の発表前から少しずつ移行作業は始まっていたと言えます。
paypayなどの電子マネー決済サービス
現在、電子マネー決済サービスはますます隆盛し、様々な種類の決済サービスが登場しています。
paypay以外で有名なところでは、「LINE Pay」「楽天ペイ」「Amazon Pay」などです。
実店舗やインターネットの決済で、スマホやPCで楽に決済ができるサービスであり、そして各社がしのぎを削って覇権を争っている状態です。
2018年から始まったペイサービスの流れは2019年になってもますます増加するとみられ、今後もそのサービスは乱立するであろうと言われています。
現状では、有名どころでさえ20個はあると言え、現状でも把握するのは難しい話です。
ここでは一番代表的な決済方法である「スマホQRコード決済」と、その代表的なペイサービスについて紹介します。
paypayなどで有名なスマホQRコード決済
スマホQRコード決済はペイサービスの一番基本的な使い方です。
専用アプリをスマホにインストールして、、実店舗もしくはユーザーが表示したQRコードを読み取ることによって行う決済サービスです。
代表的なものは以下の通りです。
◯LINE Pay
◯楽天ペイ
◯Origami Pay
◯d払い
◯au Pay
◯Amazon Pay
◯ゆうちょ Pay
◯メルペイ
これらのペイサービスで見るべき点は
◯還元率
が重視すべき点であるとされ、最初に導入するなら、やはり人気のpaypayとLINEPayがおススメである、と言われています。
paypayなどの電子マネー決済サービスの今後に注目
日本のキャッシュレスの利用割合は、世界的には低い状況です。
それに対し政府はキャッシュレスの割合を高める方針を打ち出しており、今後もそれに向かってますます支援などを行う方向で進められると思われます。
今回のヤフーマネーのpaypay統合で、その流れにさらに勢いがのって欲しいところですね。
今回は、ヤフーマネーがpaypayに統合するニュースやヤフオクの売上paypayからを引き出せるのか、現状ペイの種類は何種類あるのか等についてまとめました。
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